おはようございます。サンマがおいしい季節です・・・


 房州のサンマは風評通り、うまい。寒流に乗り、産卵のために南下するこの季節の成魚は、決して下魚ではない。どれほどの美味かは落語家、三代目三遊亭金馬(1894~1964)が得意とした「目黒の秋刀魚(さんま)」でも分かる。

 江戸・目黒へ鷹(たか)狩りに出かけた殿様が、庶民から召し上げたサンマの味が忘れられず、帰城後、家臣に調達を命じる。家臣は名産地と聞く房州から特上のサンマを取り寄せ、主君の体を思って脂が落ちるまで焼き、膳(ぜん)に乗せる。パサつく身を食した殿様は怒って一言。「房州産だと? やっぱりサンマは目黒に限る」

 1日、福田首相の突然の辞任表明に、世の中が揺れた。いつの世も、家臣には殿の言動が気まぐれと映る。

 総裁選は華々しいという。まつりごとならそれも良し。ただ、次の殿様が、庶民の膳の味を知っていることを願う。(毎日新聞)


 次の殿様ですか・・・



No.677:殿様


殿様:①貴人・主君・領主などの敬称。 ②江戸時代、大名・旗本の敬称。 ③生活にめぐまれ、何事にもおうような人。のんびりしていて、世事にうとい人。


 「選対ゴレンジャー」も、いよいよ終盤に・・・


 終盤戦を迎えた自民党総裁選は麻生太郎幹事長が圧勝の勢いだ。これまでの論戦で、麻生氏は財政再建よりも景気対策を優先する姿勢を再三強調。他の4候補も対策の必要性では一致する。米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)もあり、新政権は「景気重視」の姿勢を鮮明にし、衆院解散・総選挙に臨むとみられる。ただ、対策の財源をめぐる議論は置き去りにされている感も否めない。

 「米国の金融危機が世界恐慌に広がっていく可能性が出てきた」。麻生氏は18日の街頭演説で米国発の金融ショックに懸念を示すとともに、不安回避へ万全の態勢で臨む姿勢を強調した。当面は、中小企業の資金繰り支援を盛り込んだ総合経済対策の早期実施や、貸し渋り防止に向けた金融機関への監視強化が中心になりそうだが、実体経済への影響によっては追加の中小企業支援策が浮上する可能性もある。

 さらに、米国経済の混乱長期化や原油、資源高を見据えた内需拡大策では、麻生氏が主張する設備投資促進などを目的とした政策減税が焦点だ。ただ、政策減税にも財源確保は必要。これまでの論戦でその具体的な方策は示されていない。(時事通信)


 「景気重視」はいいのですが、確かに、「財源確保」はどうなるやら・・・



 国民のリーダーである総理(殿様)には、ぜひ、上記③にならないように・・・願いたいものです。



PS.

あれして、これして・・・と、おねだりするチビスケに、


「こら!なんでもかんでも頼まずに、自分でやれ!殿様かぁ・・・」と叱ると・・・


「殿様バッタ・・・!?」・・・だと・・・



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