おはようございます。値上げやむなし・・・!?


カルビーは8日(月)、「ポテトチップス」の一部商品の規格改定を発表した。改定日は11月より順次となり、対象商品は43商品を予定。内容量が減って価格は据え置きになるもの、内容量が減って値上げするもの、内容量を増やして値上げするものなど、商品に応じて対応していくという。

 同社は20071月、原材料のじゃがいもが不足した際に価格据え置きで商品の減量を行っているが、以降は内容量・価格ともに現状維持を続けていた。

 しかし、昨今の穀物価格、原油価格の高騰により、ポテトチップスの主原材料である食油や調味料、パッケージフィルムなどの価格が上昇。同社は、「(この状況が)今後も継続するものと予測されると同時に、企業努力の限界を超えるものと判断した」とコメントしている。(オリコン)


 原材料の高騰が、あらゆる製品に影響するのはわかりますが・・・



No.676:内部告発


内部告発:組織内の人間が、その組織で行われている不正、違法な行為を監督官庁、新聞社など外部に知らせること。



 企業の組織ぐるみによる偽装工作、といった不正行為が後を絶ちません。


 またまた、「食の安全」をゆるがすこの事件も・・・


大阪市北区の米粉加工会社「三笠フーズ」が農薬やカビ毒に汚染された事故米を食用に転売していた問題で、福岡県と九州農政局福岡農政事務所は8日午後、食品衛生法に基づき同社九州工場(同県筑前町)を立ち入り調査した。

 県と農政事務所の職員は午後2時半ごろから同工場に入り、従業員らに聞き取りを行うとともに、事故米の保管状況や加工設備などを調査した。

 終了後、県保健衛生課の小川卓司課長技術補佐は、同社がこれまでに鹿児島の酒造会社から事故米23トンを回収したことを確認。「今後、提出を受けた商品台帳や加工台帳の分析を進める」と話し、農水省から工業用のりの原料として仕入れた輸入米の売却先・量を詳しく調べる方針を明らかにした。(時事通信)



 薬事法違反と知りつつ、正式な手続きを怠ったとされるこの事件も・・・


 コンタクトレンズ大手のシード(東京都文京区、井上忠社長)が国の承認と異なる原材料の分量でレンズを製造・販売していたのは薬事法違反に当たるとして、東京都は9日、同社を今月10日から21日間の業務停止処分とした。埼玉県桶川市にある工場は虚偽の製造記録を提出しており、埼玉県も工場を10日から22日間の業務停止処分とした。

 都によると、シードはレンズの強度や安定性を保つ「架橋剤」を承認を受けた分量の30分の1しか配合しないなど、ハード・ソフト両レンズ計7商品の原材料を承認と異なる分量にしていた。同社の経営企画室は「架橋剤を減らしたほうがごわごわした感じがなくなり、付け心地が良くなるなどの理由で配合を変えた。変更の申請に時間がかかるので作業を怠った」と説明している。これまでに健康被害の報告はないという。

 埼玉県によると、同県は92年以降、桶川市の工場に定期的な立ち入り検査をしていたが、工場側は94~96年ごろから原材料の分量などを偽った製造記録を提出していたとみられる。昨年10月、同県に匿名の内部告発があり、翌月の立ち入り検査で違反が発覚。シードは違反の疑いのある463万枚を回収対象とし、うち最近2年間に流通した18万枚を回収したという。(毎日新聞)



 不正が発覚したきっかけは、いずれも「内部告発」によるものだといいます。



 成熟期といわれ、ますます企業競争が激化している中、不正に手を染めて、ほかを出し抜く行為は、当然ですが、「企業努力」とはいえません。


 企業トップの記者会見でよく聞かれる言い訳・・・


 「部下が勝手にしたことで、決して組織ぐるみではありません。」



 その本心は・・・


 「部下が勝手に(内部告発を)したので、正直、困っています。」


 だろうか・・・



PS.

弊社は、社会の役に立つために・・・・・・