おはようございます。「ネットカフェ難民」に支援・・・


 厚生労働省は26日、インターネットカフェに寝泊まりしながら不安定な就労を繰り返す「ネットカフェ難民」を対象とした住宅入居費や生活費などの融資制度を整備する方針を明らかにした。就職支援が狙いで、今年度から実施している相談支援事業などと合わせ2009年度予算の概算要求に関連費用71000万円を盛り込んだ。

 融資対象は(1)安定就労を目指して就職活動を行う場合の住宅入居費や最初の給料日までの生活一時金(2)公共職業訓練を受講中の生活費-など。利用枠はそれぞれ約400人と約200人。(時事通信)


 就職情報のひとつとして、『手紙屋』という小説はいかがでしょうか・・・


No.674:手紙屋


手紙屋:希望者と手紙のやり取りをする仕事。十通の手紙で、希望者が人生で実現したいことを実現するアドバイスをする。


 『手紙屋』というのは、「喜多川泰」氏の小説のタイトルで、たぶん、実在しない職業・・・だと思います。

手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~/喜多川 泰
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 社会という名の大海原に船出するあなたへ。 大切なのはどんな船に乗るかではなく、 航海の目的だ。 主人公と一緒に働くことの意味を見つめなおす本。ベストセラー「賢者の書」「君と会えたから……」で読者を感動の渦に巻き込んだ喜多川泰、待望の最新作! はたして、謎の「手紙屋」の正体は? 就職活動に出遅れ、将来に思い悩む、平凡な大学4年生の僕はある日、書斎カフェで奇妙な広告とめぐりあう。その名も『手紙屋』。たった10通の手紙をやりとりすることであらゆる夢を叶えてくれるというのだ。 平凡な人生を変えたい!目に見えないけれど確実に立ちはだかる壁を取りのぞきたい! そんな思いに突き動かされるように、僕は『手紙屋』に手紙を書き始めた……。 働くことの意味とは? 真の成功とは? 幸せな人生とは? 明日をよりよく生きたいあなたへ贈る感動作。 「物々交換」「自分に向いているものを探さない」「思いどおりの人生を送る」「あなたの称号」etc.明日を変える10の教え。


 たまたま書店で、その装丁とタイトルにひかれ購入したのですが、新幹線の中で、周囲の喧騒も忘れて、一気に読んでしまいました。



 特に、「あなたの称号」という手紙では・・・


 『相手を変えることはできない』

 『すべての人にはあらゆる性格が備わっている』


 ・・・として、このことがわかれば、あと必要なのは、相手の持っている性格の中で欲しいものを引き出してあげる存在に、自分自身がなるということだといいます。


 そして、相手の性格を引き出してあげる方法が、称号をあたえるということなのだと。


 なぜなら、人は与えられた『称号』どおりの人間になろうとするからだというのです。


 みんなが与える称号は、「こうなれ」という希望をこめたものではなく、「こんなまずいところがある」という現状に対する「ダメ出しの称号」ばかりだという指摘には、思わず、うなずいてしまいました。



 成功した偉人の多くは、幼いときから、母親(や父親)から、「おまえは、将来世の中の多くの人のためになるすばらしい才能をもっているんだよ」という称号を与えられて育てられたといいます。



 みなさんなら、どんな称号を与えたいですか・・・そして、与えてられていますか・・・



仕事や人生に関するアドバイスが満載な、十通の手紙・・・


 一読をお薦めします。


PS.

ベストセラーの『夢をかなえるゾウ』 といいい、こうした「自己啓発小説」っていうようなジャンル、流行の兆し・・・!?


手紙屋 蛍雪篇~私の受験勉強を変えた十通の手紙~/喜多川 泰
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