おはようございます。あまりに手の込んだやり口で、計画的な犯行としか思えませんが・・・


 中国産ウナギの産地偽装問題で、水産物輸出入販売会社「魚秀」(大阪市)の非常勤役員が、偽装ウナギの伝票取引を都内の水産物会社に提案した際、現金取引を条件にしていたことが2日、分かった。水産物会社が紹介した別の卸業者(廃業)も取引に加わり、同役員は水産物卸会社「神港魚類」(神戸市)の代金から2社の手数料分を差し引いた約73000万円を受け取っていた。

 現金決済で偽造ウナギの製造元を隠す意図があった可能性もあり、兵庫、徳島両県警の合同捜査本部は3日、不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で、魚秀や神港魚類の関係先など7都府県26カ所を一斉に家宅捜索する。(時事通信)


 土用の丑の日は・・・くれぐれも、だまされないように・・・


No.660:詐欺


詐欺:①他人をだまして、金品を奪ったり損害を与えたりすること。 ②法律で、他人を欺いて錯誤に陥れる行為。


 詐欺事件が後を絶ちません。


 フィリピンでのエビの投資事業を装った「ワールドオーシャンファーム」(破産)による巨額詐欺事件で、警視庁に組織犯罪処罰法(組織的詐欺)違反容疑などで逮捕された同社会長の黒岩勇容疑者(59)が、集めた資金のうち90億円を「海外に送った」と周囲に話していたことがわかった。同社が集めた資金はその後の調べで、約200億円増え、総額約850億円に上ることも判明。同庁は犯罪収益を隠匿するマネーロンダリング(資金洗浄)のため海外送金をしたとみて調べている。

 同庁は2日、黒岩容疑者のほかに、同社資金管理センター長で、黒岩容疑者の長男・厚宏(28)、同社営業部長の山本敬次(74)の両容疑者ら9人を逮捕。同容疑で逮捕状を取った残る8人の行方を追っている。

 同庁幹部によると、黒岩容疑者らは昨年2~5月、「エビ養殖事業に投資すれば1年で元本の2倍になる」などと偽って、30人から計約1億2000万円をだまし取った疑い。同社は2005年春ごろから07年5月末までに全国3万5000人から総額約850億円を集めていた。(読売新聞)


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 いかにも、胡散臭い話ですが、被害者の多くは、知人から勧められ、最初は配当が振り込まれていたといいますから、信じたくなる気持ちは、わからなくもありません。


 ですが、こうした「おいしい話」が続くわけもなく・・・


 こうした大型詐欺事件以外にも、「裏口入学斡旋詐欺」や「保険金詐欺」「振り込め詐欺」・・・などなど、油断もすきもない世の中です。


 「甘い誘惑」や「おいしい話」には、かならず「裏」があるものと、ちょっと立ち止まり、冷静になって考えてみる必要がありそうですね。


PS.

海老で鯛を釣る」とはこのことか!?