おはようございます。「洒落」が効いています・・・!?


英国で行われた国語のテストで試験用紙に「ののしり言葉」を落書きした生徒が、つづりの正確さと有効なコミュニケーション力を評価されて2点をもらったと、6月30日付の地元紙タイムズが報じた。

 試験責任者によると、この生徒は国語のテストで「今自分が座っている部屋について述べよ」という設問に対し「失せろ」と書き込んだ。同設問は27点の配点だったところ、同生徒には2点が与えられたという。

 同責任者は、もしも句読点が付け加えられていたら。さらに高い得点となっただろうとしている。(ロイター)


 もちろん、「落書きが」ではなく、「試験責任者が」・・・ですけど・・・。


No.659:落書き


落書き:書くべきでないところに文字や絵などをいたずら書きすること。また、その書いたもの。


 「落書き事件」が多発しています・・・!?


 1日午前5時ごろ、JR東日本の東京新幹線車両センター(東京都北区)に止めてあった上越新幹線の車体側面に英文字で落書きされているのを社員が見つけた。落書きはすぐに消せなかったため、東京発越後湯沢行きの始発「たにがわ401号」が運休となり、約500人に影響が出た。

 JR東日本によると、10両編成の2両目側面で45メートルにわたり落書きされていた。「Hack」と赤色や白色で縁取りされたほか、2008といった数字もスプレーらしき塗料で書かれていた。

 同車両は30日正午前に運行を終えた後、同センターに止められていた。(時事通信)


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 もうこれは、立派な犯罪ですよね。


 一方、イタリア・フィレンツェの大聖堂に「落書き」した輩が、全国いたるところから、芋ずる式に発覚し、波紋を呼んでいます。


 旅先のちょっとした「出来心」かもしれませんが、「心無い行為」であることは疑いもなく、しかるべき対応が求められると思います。


 つまり、「正式な謝罪」と、「修復などに対する弁償」ということになるのでしょうか。


 ところが、なぜか、「落書き」した当人が所属する団体である学校が、自主的に、厳しい処分を発表していることに、少なからず、違和感を覚えていました。


 そんなところに、こんな報道が・・・


「教員、大聖堂に落書きで解任の危機」--。イタリア・フィレンツェの大聖堂に落書きをした日本人が、日本国内で停学や務めていた野球部監督の解任など厳しい処分を受けていることに対し、イタリアでは「わが国ではあり得ない厳罰」との驚きが広がっている。

 イタリアの新聞各紙は1日、1面でカラー写真などを使い一斉に報道。メッサジェロ紙は「集団責任を重んじる日本社会の『げんこつ』はあまりに硬く、若い学生も容赦しなかった」と報じる。

 フィレンツェに限らず、イタリアでは古代遺跡はスプレーにまみれ、アルプスの山々には石を組んだ文字があふれる。その大半がイタリア人によるものだ。同紙は「日本のメディアによる騒ぎは過剰だ」と、日本人の措置の厳しさに疑問を投げ掛けた。コリエレ・デラ・セラ紙も「行為はひどいが、解任や停学はやり過ぎ」と論評した。

 一方でレプブリカ紙によると、大聖堂の技術責任者、ビアンキーニ氏は「日本の出来事は、落書きが合法と思っているイタリア人にはいい教訓だ」と語った。(毎日新聞)


 「落書きが合法」・・・だとは思えないですが、当事者同士が、まず、きちんと向き合って、処理すべき問題ではないかと思うのですが、いかがでしょうか・・・。


 いずれにせよ、これらの「落書き」には、センスのかけらもなく、その「身勝手さ」に、お灸がすえられるのには、大賛成なんですが・・・。


PS.

落書きは決して芸術ではありません!


ヘリングやバンクシーは、稀有な例 に過ぎないのですから・・・


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