おはようございます。こんな話題が・・・


 舟木一夫(63)が新派の名作「鶴八鶴次郎」に初挑戦する。12年連続出演となる東京・新橋演舞場10月「舟木一夫特別公演」で上演するもの。

 120年を迎えた新派で「鶴八-」は初代水谷八重子さん、花柳章太郎さんら名優が演じてきた代表作。互いにひかれながらも意地の張り合いで仲たがいする新内の名コンビ鶴八と鶴次郎の別れを人情味たっぷり描き、長谷川一夫さんらも演じた。実は舟木と新派には深い因縁があった。青春映画に数多く出演した20代半ば、初代八重子さんや「鶴八-」の作者川口松太郎さんに「君は新派の姿をしている。5年待つから、歌手をやめて新派に来なさい」と熱心な誘いを受けたが、真剣に悩んだ末に「自分には歌しかない」と実現に至らなかった。

 それから40年、舟木は満を持して鶴次郎を演じ、相手役鶴八に長谷川一夫さんの娘長谷川稀世が決まった。舟木は「新派の『鶴八鶴次郎』には足元にさえ及ぶはずもないのは承知をしながらも作品の魅力に目がくらんで『やらせていただけるものなら』と口走ってしまったものの、今、怖さと身の程知らずの勇み足にはさまれて、少しうろたえています。とはいえ、決まった以上は自分なりのつま先立ちをするしかありません」と意欲をみせている。(日刊スポーツ)


 往年のスターが、「身の程」知らずな「初挑戦」・・・敬服いたします。



No.651:身の程


 身の程:自分の身分や能力などの程度。分際(ぶんざい)



 「身の程をわきまえろ」、「身の程を知れ」・・・などといわれます。


 たいがい、「もっと謙虚な態度で臨みなさい」・・・というような苦言・提言のたぐいなんでしょうが、自分自身の「身の程」って、なかなかわからないものではないでしょうか。


 「慇懃無礼」な言動は、もってのほかだと思うのですが、「言うべきことは言う」、「やるべきことはやる」・・・っていう姿勢は、大切にしたものだと思います。




 ただ、「身の程」を分かった上で、それを「カサ」にきて、ふりかざす「権力者」たちが多々見られるのは、困ったもの・・・。



 少なくとも、若者は、自分自身を「卑下」しないで、「自信」を持って、いろんなことに「挑戦」していってほしいものです。


 分をわきまえた上でね・・・。




PS.

それにしても、「身の程」って・・・!?