おはようございます。「taspo(タスポ)」って、ご存知ですか。


 成人識別ICカード「taspo」(タスポ)の普及率が、サッパリ上がらない。今年3月から全国のたばこ自販機で逐次稼働しているが、カード発行枚数は2893587枚(427日現在)にとどまったまま。普及率は、約2600万人いる全国の喫煙者のたった1割に過ぎない。

 普及率低迷の理由は、カード発行までの煩雑さ。身分証明書のコピーに加え、顔写真まで専用申込書に添付して窓口に郵送しなければならない。たかが、たばこを買うのに「“喫煙証明書”が必要なんて」と、抵抗を感じる喫煙者も多い。

 そのため、導入が始まった地域の自販機は、コンビニに客を奪われ、売り上げが激減。自販機を管理する街のたばこ屋からは悲鳴が聞こえる。

「大半の店の売り上げが半分から7割減に落ち込みました。廃業に追い込まれる個人商店も増えています」(3月から導入した宮崎のたばこ販売業者)

 タスポ導入で、たばこが買えない中高生の間では、万引が横行。タスポ導入が、かえって混乱を招いているのだ。(日刊ゲンダイ)


 なかには、「廃業」に追い込まれているとのことですが、原因は、「taspo」だけではないようで・・・



No.649:廃業


廃業:①それまでの商売や職業をやめること。 ②芸者や遊女が勤めをやめること。



 「船場吉兆」が「廃業」を決めたと報じられています。


牛肉産地偽装事件などで経営が悪化し再建中の料亭「船場吉兆」(大阪市、民事再生手続き中)は、廃業することを決め、27日、幹部従業員らに伝えた。

 28日に湯木佐知子社長(71)が全従業員に伝え、取引先の金融機関にも説明する予定。

 相次ぐ食品表示偽装に加えて今月上旬、客の食べ残した料理を使い回していたことが新たに発覚した。

 これ以降、急速に客離れが進み、収益確保の見通しが立たなくなった。同社関係者によると、吉兆グループ各社や他企業からの支援も取り付けることができず、再建断念を決めたという。(読売新聞)



 原因は、まさしく、「身から出たさび」・・・お粗末な「経営姿勢」に問題があったと断言できるでしょう。




 「廃業」という決断は、まさに苦渋の決断なのかもしれません。


 おふくろの実家は、銭湯を経営 していましたが、「内風呂」の普及に伴い、「廃業」を余儀なくされました。時代の趨勢・・・といえるのでしょうか・・・。


 たばこ屋さんも、銭湯同様、時代の趨勢 ・・・なのかもしれません。

 




 この「廃業」という言葉、「力士を廃業する」というように、相撲界でよく使われていたようですが、語感がよろしくないということで、最近では、「引退」という表現にしているようです。



 不祥事が続発している相撲界ですが、部屋の「廃業」はもとより、相撲界自体が「廃業」の瀬戸際に立たされているという、「自覚」が・・・はたしてあるのでしょうか・・・



PS.

タバコを吸わないせいか・・・「taspo」持ってる人・・・見たことありません。