おはようございます。昨日、東芝から正式発表がありました。
東芝は19日、新世代DVD規格「HD DVD」に関連する大半の事業から撤退する方針を正式に発表した。HD方式のプレーヤーとレコーダーは開発・生産を中止し、3月末をメドに販売を含む事業を終了する。
西田厚聡社長は同日夕、本社で会見し、米映画大手ワーナー・ブラザーズがHD方式から離反し、競合規格「ブルーレイ・ディスク(BD)」の単独支持に回ったことで、「事業を継続すると消費者に迷惑をかけるし、競争上も勝ち目はないと判断した」となどと、撤退する理由を説明した。
同社はパソコンやゲーム機向けのドライブ(駆動装置)の量産も終了するが、HD方式のドライブを内蔵した東芝ブランドのパソコンは今後、市場ニーズを踏まえ、パソコン事業全体の中で位置付けを検討するとしている。ソニーや松下電器産業などが推進するBD方式のレコーダー、プレーヤーを発売する意向について西田社長は、「現時点では全くない」と否定した。青森県五所川原市にある国内の製造拠点については、東芝グループの他の事業で活用を検討するという。
HD方式を支持するパラマウント・ピクチャーズやユニバーサル・ピクチャーズといった米映画大手に対しては、撤退の方針を説明したという。今後の新作映画ソフトの供給については「どういう決定がされるかは、私からは言えない」(西田社長)としている。ただ、これまでHD方式を主導してきた東芝がハード機器の生産、販売を止めれば、HD方式の新作映画ソフトなどの供給が打ち切りとなるのは確実とみられる。
HD方式のプレーヤーは2006年3月に発売開始された。国内限定のレコーダーを含めたこれまでの販売台数は約100万台。内訳は、プレーヤーが70万台、レコーダーが2万台、米マイクロソフトのゲーム機「Xbox360」に接続するドライブが30万台(推定)。このほか、パソコン用ドライブがこれまで70万台程度販売された。これらのユーザーは、従来方式のDVDをみることはできるが、HD方式による高画質の映画ソフトなどは、新作が打ち止めとなれば、既存の作品(国内約200タイトル、世界で約1000タイトル)を除くと、再生・視聴ができなくなる。
東芝は、購入者にはコールセンターの回線を増強するなどで対応にあたるが、損害賠償には応じない方針だ。今後、不利益を被る購入者が、同社を訴えるリスクも想定されるが、西田社長は「米国は訴訟社会で、集団訴訟は考えられる」としながらも「当社はハードを販売し、ソフトは映画会社などが作っている。この責任を全て持って製品を提供しているわけではない。(訴訟リスクには)十分対抗できるのではないか」との認識を示した。
また、撤退に伴う損失額については「不確定な要素が多く、現時点では詳細は話せない」(西田社長)としている。事業撤退に伴う収益上の影響としては、大幅な営業赤字とみられるHD事業から撤退することで、2008年度以降は同社の営業収支にはプラス要素となり、07年度中に大半の費用を計上すれば、08年度中には営業外収支へのマイナス影響も抑えることできる見込みだ。この点について西田社長は「08年度は大枠としてはそうなる」と述べた。(ロイター)
器を作っても 、肝心の料理が盛り付けられなければ、お客様の口には届かない・・・ということでしょうか。
現時点での決断が、消費者の混乱を最小限にする、というのはよくわかります。あとは、どうフォローしていくか、ですね。
No.615:切磋琢磨
・ 切磋琢磨:学問をし、徳を修めるために、努力に努力を重ねること。また、友人どうしで励まし合い競い合って向上すること。
『テニスの王子様』現る!?
男子テニスの最新世界ランキングが18日発表され、17日にツアー初優勝を果たした錦織圭(IMG)が前週の244位から131位に上昇した。一気に113ランクも上がり、デ杯代表勢でもある鈴木貴男(高木工業)の233位、添田豪(ミキプルーン)の197位を抜いて日本男子最高位に立った。日本テニス協会によると、18歳1カ月の錦織は松岡修造の18歳7カ月を更新する史上最年少の日本人トップランカー。18歳1カ月での男子ツアー優勝は、レイトン・ヒューイット(オーストラリア)の16歳10カ月に次ぐ年少記録。
1位のロジャー・フェデラー(スイス)ら上位陣に変動はなかった。(時事通信)
ハンカチ、ハニカミ・・・そして、ついに、『テニスの王子様』か・・・
産経新聞によれば、幼少期からテニスをはじめ、アメリカにテニス留学していたという実力者とのこと。
地元のテニススクールに通う普通の環境にいた錦織は、01年の全国小学生選手権優勝などで「盛田正明テニス・ファンド」の目にとまった。
同ファンドは日本テニス協会の盛田正明会長が2000年に私財を投じて設立。独自に有望選手を発掘して米フロリダにあるアカデミーに留学させ、渡航費、学費、アカデミーの授業料、寮費、遠征費など初年度に年間数百万円、2年目以降はプロコーチ費用が加わり年間約1000万円の費用を担う。現在は3人がフロリダで腕を磨く。昨年の全日本選手権に15歳で8強入りした奈良くるみも“卒業生”。錦織はプロ転向した昨秋まで5年間、サポートを受けた。
シャラポワ、アガシらを輩出したアカデミーはピラミッド構造を成し、実力があれば中級に、さらに小人数が上級へ進む。錦織は3年目の途中から上級入り。選ばれた選手たちとの練習で才能に磨きがかかり、世界で一級品と称される柔らかい手首を使った錦織のフォアハンドのストロークが培われた。
これがデルレビーチ国際選手権で相手の意表を突くショットなどに結びつき、勝利をたぐり寄せる結果となった。
盛田会長が錦織の魅力の一つに挙げる「5年間、1人で外国で寮生活をしながら練習できる強いメンタリティーと適応力」も今後、世界で戦う上で武器になるだろう。“足長おじさん制度”が作った環境が、錦織の才能を開花させた。(産経新聞)
なになに・・・「アカデミー」って、すごいんですねぇ・・・
才能のある選手が世界中から集まってきて、切磋琢磨し、ふるいにかけられていく・・・本当に、これからが楽しみな選手です。
先日の、ハニカミ王子同様、いや、もっともっと、スポンサーがほっておかないでしょうね。
こういった明るい話題は、大歓迎です!
PS.
なんでもすぐ影響されるというから、テニスブームがくるのでしょうか・・・
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