おはようございます。駄洒落のようなネーミング・・・

 

 サイバーエージェント(渋谷区道玄坂1)は612日、静岡県内にある老舗旅館のネーミングライツ(命名権)を取得し、施設名に自社ブログサービス「Amebaブログ(アメブロ)」を導入すると発表した。

 ネーミングライツを導入するのは、1908年(明治41年)創業の温泉宿泊施設「熱川温泉 ホテルカターラ福島屋」(賀茂郡)。71日より、名称を「アメ風呂(アメブロ) ホテルカターラ福島屋」に変更する。施設は6月末に一部リニューアルを行い、今後「アメ風呂」の関連宿泊プランや各種キャンペーンを通じ、旅館・ブログ双方の認知拡大につなげる構え。

 20049月にサービスを開始したアメブロは、現在会員数170万人を超える国内最大級のブログメディアに成長。モデルやタレント、スポーツ選手ら「著名人ブログ」にも注力し、スキンや絵文字、ブログパーツなどにも力を入れるなど初心者向けのサービスも強化してきた。

 今年2月には、原宿駅から徒歩1分の表参道沿いにインターネット放送局「アメーバスタジオ」(神宮前6)を開設。著名人ゲストらによる公開収録やイベントを通じ、ネットと「リアル」の連動企画も積極的に打ち出している。老舗旅館のネーミングライツ取得で「幅広い世代への認知拡大を図る」(同社)という。

 「アメ風呂」ブランドのノベルティーグッズ配布や、熱川温泉情報を伝える独自ブログサイト開設なども予定している。

 

 「老舗」旅館とはいえ、本来の名前が「熱川温泉 ホテルカターラ福島屋 」・・・結構、今風!?


アメ風呂

 

 

No.537:老舗

 

 老舗:①代々同じ商売を続けている店。由緒正しい古い店。 ②長年商売をして得た店の信用。 ③先祖代々の家業を継ぐこと。

 

 

 ジャーナリスト「野村進」氏の著作、「千年、働いてきました」を読みました。どういった内容かというと・・・

千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン/野村 進
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日本には創業100年以上の老舗企業が10万社以上あると推定されている。これほど老舗が多い国は世界でも例がない。本書は特に老舗製造業に焦点を当て、職人集団としての製造業が、どのように生き続けてきたのかを追う。

老舗製造業に共通するのは、時代の変化に柔軟に対応してきた点だと指摘する。例えば、1885年の創業以来、貴金属の売買を手がけてきた田中貴金属工業は現在、携帯電話の振動モーター用に小さな金属製ブラシを製造する。300年以上の歴史を誇る福田金属箔粉工業は、携帯電話の配線基板などに使う電解銅箔を製造している。両社は、長年築いた技術を生かし、時代の要請に応じて新分野に進出している。

一方で、創業以来の家業を頑固に守り抜く面も持つという。呉竹は、液体墨や筆ペンのほか、微粒子分散技術を活用した融雪剤なども製造している。墨の売り上げは全体の5%程度に過ぎないが、墨作りの工房を社内に設け、墨職人の育成も続けている。利益には直接結びつかなくても、「ここだけは譲れない」という意思、理念を受け継いでいると解説する。

「血族に固執せず、よそから優れた人材を取り入れる」「“分”をわきまえる」など、老舗製造業のその他の共通項も明らかにする。

 

 

 とにかく、取材に応じた方々との会話が、本当に素敵です。どこか、泰然と、飄々とした雰囲気が漂っており、本来寡黙な製造業を支えてきた方々が、必要最低限の言葉で、生き生きと、質問に答えて言っています。そこには、口八丁の商人の世界とは、まったく、一線を画す気がします。

 

 老舗として、大切にしていることは何か・・・

 

「身の程をわきまえる、というのが、ずうっと貫かれているのとちがうかな」

(福田金属:福田誠治さん)

 

 

「不義にして富まず」

(勇心酒造:徳山家家訓)

 

 

「私欲起こせば家を破壊する」

(セラリカ:野田泰三さん)

 

 

「伝統は、革新の連続」

(カタニ産業:蚊谷八郎さんの座右の銘)

 

 

 

 

 「進化」してきた「老舗」の秘密が分かった気がしませんか・・・

 

 

PS.

 「千年、働いてきました」・・・すばらしいタイトルだ・・・