おはようございます。本当に気持ちよさそうでした・・・

ソニー・ウォークマンのCMに出演し、「音楽を聴きながら瞑想(めいそう)するサル」として人気を集めたニホンザルの初代「チョロ松」が14日、老衰で死んだ。29歳8か月で、所属する周防猿まわしの会(山口県光市)では「人間なら100歳の大往生だった」としている。

 湖畔にたたずみ、目を閉じてウォークマンで音楽を聴くチョロ松の姿は1987年、CM放映され、話題となった。90年に現役を引退し、熊本県南阿蘇村の猿回し劇場で暮らしていた。

 コンビを組んでいた調教師、村崎五郎さん(41)は「ショックだが、天寿をまっとうできて良かった。私もチョロ松に育てられた。感謝の気持ちでいっぱい」と話していた。



瞑想!?

 ウォークマン大ヒットの功労者でもありますね。ご冥福をお祈りします。

No.460:心の鍵

 かねてから利用している「TSUTAYA DISCAS 」で、くしくも、音楽が鍵となる映画を2本観ました。

 1本目は、「キングコング 」に出演していた「ジャック・ブラック」をみて、かねてから気になっていた主演作品を思い出した・・・「スクール・オブ・ロック」。


スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション/ジャック・ブラック
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 うだつの上がらないロックミュージシャンだった主人公デューイが、ひょんなことから友人になりすまして、名門小学校の代用教員になります。ただ、「稼ぎ」がほしかった彼ですが、生徒たちにせっつかれて、ロックの知識やスピリットを熱く語り始めます。

 無理のある展開であることは承知のうえで、彼と生徒たちのやり取りに、ぐいぐい引き込まれてしまいました。往年のロックの名曲が、随所に盛り込まれ、親父世代は、懐かしくなること請け合いです。

 最近、音楽を聴き始めた長男(ニイニイ)も、「スモーク・オン・ザ・ウォーター 」のリフのところでは、一緒に、口ずさんでいました。

 クラス全員に、ちゃんと「役割」を与えるのも、見所で、彼と生徒たちが、ロック(音楽)を通じて、心が交流していくさまに、すんなり共感してしまうのです。

 クライマックスの「バンド・バトル」での、彼らの「熱演」には、まるで、その場にいるかのような感動に包まれます。

 主演の「ジャック・ブラック」は、その決してスマートとはいえない体躯を駆使しながら、とんでもない怪演を演じています。生徒役の子どもたちも、それぞれが個性豊かに、伸び伸びと演じています。

 往年のロックファンだけでなく、文句なくファミリーで楽しめる作品です。

 2本目は、友人Pandaさんの一押し・・・「エイミー」です。


エイミー/アラーナ・ディ・ローマ
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 ロックスターの父の死をきっかけに、言葉を失ってしまった少女、エイミー。福祉局から逃れるように、おかしな住民があふれるメルボルンの町に、母と引っ越します。そんな彼女の心を開いていくのが、近所に住む売れないミュージシャンのへたくそな歌でした。

 言い争いが絶えない町の住民たちと、少しずつ交流が芽生えていき、いつしか、エイミーの「歌」をきっかけに、「歌」による「会話」が始まります。

 とにかく、主演の「エイミー」役、「アラーナ・ディ・ローマ」ちゃんの、無垢な表情と、すばらしい歌声にしびれます。

 夫を亡くした上、失語症の娘は、いろいろな専門家に診てもらっても、まったく、なす術がなく、失意のどん底だった母親ですが、娘の「変化」に、徐々に、「信じる」ことを思い出します。

 夢も希望もないような「どん底」から、最後、「エイミー」が「声」を取り戻すことができた「瞬間」まで、どんどん「歌声」があふれていき、ラストは、まるでミュージカルのようでした。

PS.

 二作品とも、「ロック(音楽)」が「心の鍵(ロック)」を開けたという・・・お後がよろしいようで・・・。