おはようございます。現職閣僚らの「政治と金」をめぐる問題が、相次いで浮上しています。

安倍晋三内閣の全閣僚と自民党三役のうち、伊吹文明文部科学相ら7議員が家賃無料の議員会館に資金管理団体を置きながら、平成17年までの5年間で総額約6億8000万円の事務所費を計上していたことが、政治資金収支報告書で分かった。

 事務所費は政治資金収支報告書に使途の内訳が記載されず、領収書も添付されないため実態が不透明となっている。閣僚と三役だけで億単位の事務所費計上が明らかになったことで、改めて政治資金規正法の見直しを求める声が高まりそうだ。

 7人は、伊吹氏のほか松岡利勝農水相▽尾身幸次財務相▽菅義偉総務相▽渡辺喜美行政改革担当相▽中川昭一政調会長▽丹羽雄哉総務会長。

 5年間分で最も金額が大きかったのは中川氏の約2億8600万円。次いで伊吹氏の約2億2700万円だった。

 中川氏は「別の事務所の契約者が資金管理団体になっており、その経費を計上した。飲食代も事務所維持費の範囲内で含めたが、付け替えはない」と説明。17年11月に議員会館に資金管理団体を移したという渡辺氏の事務所は「今年の事務所費は相当減ると思う」とし、菅氏の事務所は「電話代と切手代が中心。家賃は計上していない」とした。

 また、民主党でも松本剛明政調会長が17年分として事務所費約1870万円を計上していた。松本氏の事務所は「主に家賃、通信費で、地元事務所の費用を含んでいる」と話した。

 総務省によると、事務所費には家賃のほか、火災保険などの保険料、電話代、切手代、修繕料や、その他の事務所維持に通常必要とされるものを含めている。

 相次いで発覚した今回の問題では、大半の議員が家賃のかからない議員会館内の事務室を「主たる事務所」と届け出ていたにもかかわらず、報告書には高額の支出を記載していた。このため、「付け替えなど不適当な経理処理を行っているのでは」との疑義を生む格好となっている。

 慶応大の小林良彰教授(政治学)は、「事務所そのものの実態がないのに事務所費を計上した佐田玄一郎・前行政改革担当相のケースとは異なるが、規正法の立法趣旨から外れているのは明らかだ」と指摘。再発防止に向けては「事務所費の明細を明らかにし、領収書の添付を義務付けるべきだ」としている。

 あえて「記録」しない、というところが、いちばん問題のようです。

No.458:記録

記録:①将来のために物事を書きしるしておくこと。また、その書いたもの。 ②競技などで、数値として表された成績や結果。また、その最高数値。レコード。 ③歴史学・古文書学で、史料としての日記や書類。

記憶:①過去に体験したことや覚えたことを、忘れずに心にとめておくこと。また、その内容。 ②心理学で、生物体に過去の影響が残ること。また、過去の経験を保持し、これを再生・再認する機能の総称。 ③コンピューターに必要なデータを蓄えておくこと。

 昨年のプロ野球を大いに盛上げ、北海道日本ハムファイターズを日本一に導いた立役者といえば、SHINJOこと「新庄剛志」選手ですよね。彼こそ、まさしく「記録ではなく、記憶に残る」名選手といえるのではないでしょうか。

 今日は、「記憶」ではなく、「記録」のほうの話です。

 親父が他界してから、実に様々な「事務手続き」をこなしてきました。世帯主の変更など市役所への届出・各種公共料金の支払い変更・遺族年金など年金関連などなど・・・。

 なかでも、死後4ヶ月以内に、故人の「確定申告」 をしなければなりません。9月28日が命日なので、1月28日までということになります。(くしくも親父の誕生日なのですが)

 今回の仕事始めは、この「確定申告」に取り組むことになりました。税務署に行き、いろいろとアドバイスを受け、自宅に戻って、おふくろと一緒になって、申告に必要な書類などを探していきます。

 幸い、親父が根っからの「几帳面」な性格だったため、大方の書類は確認することができました。

 それに加えて、これも性格なのか、親父の影響なのか、おふくろが、きっちり「家計簿」をつけていたことも、作業するうえで、どれほど楽になったか分かりません。

 年相応に体にもガタがいき、医者にかかるケースも増えています。その上、親父は、肺がんを宣告されてから、ずっと通院治療を続けていましたから、「医療費」がバカになりません。集めてみたら、医療費の領収書だけでなく、タクシーの領収書も山のようにありました。

 ある程度「下書き」し、税務署で、再度、アドバイスを受けました。残念ながら、「タクシー代」に関しては、あまりに金額が多すぎるということで、「公共機関」、つまり「バス」に置き換えて申告するよう、指示されました。

 面倒ではありますが、簡単な書類を作成し、修正を加えて、「清書」し、なんとか、「確定申告」を終えることができたのです。

 悲しみのさなかに、やったこともない様々な「手続き」をこなしていかなければなりません。どこに何があったかなんていうようなことは、当然ですが、わかりませんし、わかっていたとしても、「記憶」がさだかではありません。

 ところが、「記録」しておくことの大切さを、今回、イヤというほど味わったのです。両親が、日ごろから、小まめに「記録」していてくれていたからこそ、面倒な「確定申告」の書類を完成させることができたのです。

 「医療費控除」が大きいため、20万ちょっと、税金が「還付」されることになりました。2か月ほど先に、振り込まれると言うのですが、ありがたいことです。

 「記録」がどこにあるかという「記憶」は、あいまいなものですが、残した「記録」は、捨てない限り、なくなることはありません。

 いったん忘れてしまうためにも、メモでもいいから、「記録」することが、大切なんですね。

PS.

 パソコンのデータは、「記録」ではなく、「記憶」を使うということを、上記の言葉の意味で、初めて知った。

 なるほど・・・だから、クラッシュして、駄目になっちゃうこと もあるのか・・・。