ここにきて連日寒い日が続いている。朝なんて、境川沿いを歩いていると、手がかじかんで痛いくらいだ。

手袋をすればいいんだが、先日、ニイニイに貸した手袋を、なぜかえらく気に入って、顔に似合わず猫なで声で、「ほしいんだけど・・・」なんて言うもんだから、つい「いいよ!」なんて言ってしまった。

 仕方なく新しいのを買おうかと思っていたんだが、日課のおふくろへの電話の際、手袋の話をしたら、「おとうさんの誕生日にあんたからもらったのがあるから、今度帰ってきたとき、もって帰ったら・・・」なんて言われたんで、形見みたいなもんだし、そうするかと買うのを我慢することにしていた。

 ところが、寒いのを見かねたのか、おふくろが「羽二重餅」と一緒に送ってくれた。

 ずいぶん昔にプレゼントしたものだと思うのだが、ほとんど使った気配がないくらいキレイな状態。

 親父の手袋を僕が、そして僕の手袋を息子が・・・手袋バトンとでも言ったらいいのか・・・それとも、単に「お下がり」と言えばいいのか・・・。

 あったかいことだけは確かなことだ。


手袋
○左が親父から僕へ、右が僕からニイニイへ