一気に読めてしまうほど面白いシリーズ物をご紹介。

まずは、「千里眼 背徳のシンデレラ」。「千里眼」シリーズ最新作の書き下ろし文庫本上下2冊を一気読み。おなじみのヒロイン「岬美由紀」が、「千里眼」という宿命と対峙した痛快活劇。今回も時事ネタをたくみに盛り込み、さまざまな「伏線」も駆使され、理屈ぬきに驚き、楽しめる作品。何度も言うが、細かいこと抜きに楽しむべし。

松岡 圭祐
千里眼背徳のシンデレラ (上)
松岡 圭祐
千里眼背徳のシンデレラ (下)

 お次は、「女子大生会計士の事件簿」シリーズ。ベストセラーとなった「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の著者である会計士「山田真哉」氏の小説シリーズ。なんでも、こっちの方が、先だったようで、「会計士」の仕事をネタに、女子大生会計士の主人公「萌さん」と、新米会計士の「カッキー」のコンビが大活躍。ユーモアあふれる短編集だが、専門用語も優しく解説されていて、なんとなくお勉強にもなる感じ。

山田 真哉
女子大生会計士の事件簿〈DX.1〉ベンチャーの王子様
山田 真哉
女子大生会計士の事件簿〈DX.2〉騒がしい探偵や怪盗たち
山田 真哉
女子大生会計士の事件簿 Dx.3 神様のゲームセンター
山田 真哉
女子大生会計士の事件簿〈DX.4〉企業買収ラプソディー
山田 真哉
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

○実はこれ・・・読んでません!

 そして、とんでも精神科医の「伊良部先生」シリーズ最新作「町長選挙」。今回は、実在人物のパロディものになっており、残念ながらいつもの治療もどこか「消化不良気味」。期待があまりにも大きい分、ちょっと損した感じは否めない。・・・とはいえ、人を食った看護婦マユミちゃんの存在感は、ますますパワーアップ。いつのまにやら「癒される」のには、毎回脱帽だ。

奥田 英朗
町長選挙
奥田 英朗
イン・ザ・プール
奥田 英朗
空中ブランコ

 あったりまえのことだけど、「人気」がなければ「シリーズ化」なんておぼつかない。やはり、主人公に「強烈な個性」があるのが「共通項」か・・・。

 みなさんのお薦めの「シリーズ物」ってありますか?