おはようございます。アイフル問題がこんなところへも波及しているようです。
消費者金融大手アイフルのCMに出演し、一躍人気者になった小型犬のチワワが、同社の強引な取り立て問題などの影響も受け、人気に陰りが出始めている。
CMが話題になって人気が急上昇した3、4年前のピーク時には、子犬1匹60万円の値が付いたが、現在は3分の1の20万円を切った。
アイフルが金融庁から全店舗業務停止命令を受けた14日以降は、ペットショップへの注文も減っている。
東京都内の大手ペットショップ経営会社によると、CMが始まった2002年と翌03年、チワワの子犬は最高で60万円になった。その後、ブリーダーが繁殖を増やし供給過剰になったため価格は落ち着いた。最近は20万円を切り、安い店では、15万円前後で販売しているという。
ピーク時は小型犬人気ナンバー1を誇ったチワワも、現在は3番手か4番手とか。しかし、今年はペット犬がよく売れるといういぬ年で、「ペット商戦が最も活発なゴールデンウイークの売れ行きを見ないと判断できない」と、人気復活を望む声もペット業界にはある。
需給バランスとはよく言ったもので、ようは気分しだいなんですかね・・・。
No.302:景気回復!?
こんな報道があったのですが・・・
日本百貨店協会が24日発表した2005年度の全国百貨店の売上高(店舗調整後)は前年比0・7%増の7兆8509億円となり、9年ぶりに前年実績を上回った。株高などを背景に貴金属や高級時計などの「高額消費」がけん引した。一方、競争激化を背景に、スーパーの売上高は9年連続のマイナスと明暗が分かれた。
百貨店は、夏の軽装「クールビズ」や厳冬の効果で紳士服が1・6%増、婦人服は1・9%増など「衣料品」が好調だった。アクセサリーなど「身の回り品」が2・7%増、貴金属、時計などの「雑貨」が1・4%増などとなった。家庭用品は5・0%減、食料品も0・2%減だった。
日本チェーンストア協会が同日発表した全国スーパーの05年度売上高(店舗調整後)は2・0%減の14兆1482億円。前年度の4・2%減に比べ下げ幅は縮小したが、低迷から脱出できなかった。
日本チェーンストア協会は「消費者は生活防衛意識から脱しておらず、食品や日用品の価格には敏感だ」とみている。
スーパーにもクールビズなどの効果はあったが、衣料品全体では0・9%減とわずかながら前年水準を下回った。
3月の売上高は百貨店が2・0%増の6836億円、スーパーは2・1%減の1兆1234億円。
・・・みなさんは「景気回復」という実感はありますか?なんと、百貨店が前年クリアするのは、9年ぶりだっていうんですよ。
確かに、「ライブドア・ショック」などがあったとはいえ、日経平均株価は、17,000円前後を行き来していますし、長引くデフレも、ようやく落ち着きを見せ始めた感はあるようです。しかし、「少子・高齢化」が進行し、人口減が確実に始まっているのですから、今までのような単純な「右肩上がり」を期待していても、そうは問屋が卸しません。
団塊世代が定年を迎えるのも含めて、趣味志向がますます多様化し、強まっていくのは必至のことだと思われます。
先日、喫煙具を扱う会社の幹部の方からお話を伺う機会があったのですが、驚いたことに、「禁煙・分煙」が定着している中、業績は落ちるどころか、二桁近い伸びを続けているというのです。
バブル崩壊の十数年前に、「ビニール傘」同様、「使い捨てライター」が市場を席巻し、愛煙家でさえ、ほとんどすべての人が俗に言う「100円ライター」を愛用したそうです。「S.T.Dupont(デュポン)」「Dunhill(ダンヒル)」「Ronson(ロンソン)」といった一流ブランドでさえ、厳しい状況が続き、ファッションブランドなどの「ライセンスブランド」を展開することで、「安売り・拡販競争」とは一線を画す戦略をとられたといいます。
そのファッションブランドでさえも、今は、女性が支持する一部のブランドを除き、男性ターゲットのブランドは、もはや「全滅!」ともいえる状況らしいのです。
「具」がつく業界は、百貨店から姿を消していっているんですよ。「家具」「文房具」「寝具」・・・「喫煙具」も風前の灯です・・・。
以前、そんな話を聞いたことを思い出しました。
昔は、百貨店の一等地に、6台も7台も喫煙具のテーブルが並んでいたもんです。うそみたいな話でしょ。でも、ノスタルジーに浸っていても仕方がないので、マスを追うのをきっぱりあきらめたんです。原点に戻って、単なるライターだけではなく、「シガー(葉巻)」「パイプ」といった至福のひと時を楽しむこだわりの「愛煙家」を想定したラインナップを提案し、場合によっては、「筆記具」などの「文具」や、「ひげそり」や「爪きり」といった「グルーミング(ぐるーみん具!?)」までを、「男の小道具(ここにも具がつきますね!)」として提案しているんですよ。
男女比は、ほぼ半々とはいえ、市場規模は、圧倒的に婦人モノが大半を占めているため、百貨店の紳士モノは、年々縮小していくばかりです。面積は小さく、フロアは上層階に・・・ますます足が遠のいてしまうのは必然的といえますよね。
ただ、こうした「男の小道具」といった提案を受け入れている百貨店では、マニアともいえる愛好家の支持を受け、新規客が固定客化するとともに、安定的で、高単価な売上を計上しているというのです。
まさに、ニッチであるが、ディープな世界といえそうです。
「大量生産・大量消費」の時代は、幕を閉じました。これからは、「十人十色」の「個」の時代だと思います。
お客様のさまざまな「欲求」を「解決」してあげることにこそ、「商機」がありそうですね。
PS.
「クールビズ」キャンペーンで、一気に主役の座を降りた「ネクタイ」ですが、今年は業界上げて再起を誓っているようです。個人的には、かえってカジュアルスタイルでも、ネクタイをしたいぐらいなんですけど・・・。


