ふるさと福井県 の「永平寺(エイヘイジ)」は、曹洞宗の大本山としてあまりにも有名だ。今から約750年前の寛元2年(1244年)、「道元禅師(ドウゲンゼンジ)」によって開創建された出家参禅の道場である。


そして室町時代に天皇から「曹洞宗第1道場」の勅額を贈られ、日本の禅修行の場としての歴史を刻んできたのだ。


eiheiji


 その永平寺に「福翠(フクスイ)」という修行僧がいた。ある日、自らの「修行」にと、全国行脚の旅にでることを決意。各地で厳しい修行を続け、月日は流れていったという。


 寺に残った僧侶たちは、こちらも朝から晩まで、厳しく過酷な「修行」の日々を送っていた。


sanmon






 そろそろお盆という頃になり、はたして、立派になって帰ってくるのか、それとも疲れ果て無残な姿になって帰ってくるのかと、皆の話題に上るようになる。


「お盆には帰ってくるさ・・・きっと立派になって・・・」



 ところが、待てど暮らせど一向に帰ってくる気配さえ見えないのだった。




 ・・・そして・・・とうとう、お盆になってしまった。


 一体全体、どうしたというのだろうか・・・何があったというのだろうか・・・







 皆、口々に語るのだった。

・・・福翠、お盆に帰らず・・・フクスイ盆に返らず・・・




!?!?!?!?!?!?!?!?




覆水盆に返らず!


一度したことは、もはや取り返しがつかないことのたとえ。出典は「漢書」であり、上記のホラ話は何の関係もない!





ちなみに英語では・・・


There's no use crying over spilt milk.


こぼれたミルクを嘆いていても仕方がないということわざ。



milk




 まさしく、後悔先に立たずだ・ ・・