『安倍・元首相』が亡くなってから1か月。

この国の政治が、『一般民衆』に、寄り添ってこなかった『事実』が、

白日の下に晒されたと言っていいだろう。

 

一部の『強者たる者(エリート)』が、

その『取り巻き集団』に限定し、『利益』を享受する仕組みを造るなら、

そんなものは、『政治』とは呼ばないだろう。

 

『一般民衆』に『経済力』がなくては、『少子化問題』など解決しない。

『国力』は衰退するのみだ。

このような『強者が弱者を嗤(わら)う政治』を台頭させるには、いかなる『背景』を必要としたのか?。

答えは簡単だ。

 

『強者が弱者を嗤(わら)っていい風潮』を、

『巷(ちまた)』に『蔓延(まんえん)』させることだ。

 

『松本人志』は、この30年間、『先人』達が、決して手をつけなかった、

『強者が弱者を嗤(わら)う』という、『禁断の嗤(わら)い』を、

世間に浸透させ続けてきた。

 

そして、今や、あろうことか、『松本人志』の『お嗤(わら)い』こそが、

この国の『お笑い界』のTOPに、君臨しているのが現況だ。

 

『安倍政権』下で、『吉本興業』は、国の事業を請け負うまでに登りつめた。

『安倍政権』にとって、『吉本興業』、

とりわけ『松本人志 お嗤(わら)い』の存在は、非常に都合がよかった。

と捉えるべきだ。

 

吉本の『闇営業』問題の際、『岡本社長』は、

『権力あるものは叩かれない』と、言い切った。その通り、

『一国の良心』を破壊するという

『究極に非難されるべき所業』をしてきたにも関わらず、

『松本人志』だけは、相応に叩かれかたことがない。

それどころか、出演番組は、増えようとしている。

 

日本の『メディア』は、とうの昔に、

『浄化作用』を失っているということだ。

 

それ故、『一般市民』から、『良心なき国を憂(うれ)う』声が、

強く現れない限り、

いくら『30年間、給料が上がらない』。と、嘆こうが、

この先も、何ひとつ変わらないだろう。

 

それどころか、行く末は、『国の存続すら危ぶまれる』。

という位に、笑ってなどいられない。

まさに、今、この国は、極めて深刻な状況に直面している。

ということだ。