この記事は
馴れ初め・・・というより、ただのヲタデート?のりこvsモー娘。【前編】
の続きです。
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思いもかけず座ることになったヲタ専用席?
空気になれずにソワソワしていると、開始時間になった。
司会者・シャ乱Qマコトとモー娘。が登場。
「うおぉぉぉぉぉおおおぉぉお!」
周りのヲタ耳をつんざくほどの声援が鳴り響く。
やっぱりこの席こわいよおぉぉぉ(T_T)
と思って、となりを見ると
ヲタ夫「うぉぉぉぉおおおぉぉぉ!」
ガブリついているヲタ夫がいた。
今日はデートがメインで、モー娘。は二の次だったのではないのか?
一番最初にはじまった競技は「100人椅子取りゲーム」。
今回の大運動会はハロプロメンバーの中に一般の親子を入れて行う趣旨らしく
一般の人達も、競技場にたくさん出てきた。
大人数で行う椅子取りゲーム。
遠くからみているこっちは、どれが素人か、アイドルかもわからない。
ゲームが進むうちに、人数がどんどん減っていき、最後は5人ぐらいになった。
司会「では、準決勝開始!」
音楽が鳴り響き、止まる。
その瞬間、辻ちゃんが座りかけていた椅子を、近くにいたおばちゃんが半ば強引にうばいとった。
まぁ、ここは一般人に少し花をもたせてあげてもいいんじゃない?
と思って見ていたら
ヲタ「ババァ!引っ込め~~~!!」
ヲタ「厚かましいぞ!ババァ!」
ヲタ「ババァが生き残っても、誰も喜ばねえんだよ!!」
ヲタからの罵声が飛ぶ。
・・・なんて大人げないんだ( ̄□ ̄;)
ゲームなんだし、怒らなくても・・・
と思ったら、
隣で
ヲタ夫「おばちゃん、空気読んで~~~!」
と丁寧語ながら野次る残念な彼氏の姿が・・・。
あなたもですか・・・そうですか。
その後は
「イントロクイズ」や「障害物競走」、「リレー」などなど。
が・・・・
つまんねぇ・・・∑(-x-;)
運動会って、自分が出たり、子供が出たりすれば面白いのだけど・・・。
モー娘。興味のない私には全然面白くない。
しかも、もうお昼時・・・お腹減った(´□`。)
そろそろ帰ろうよ~おいしいランチでも食べに行こうよ~
という意味をこめて
私「ねぇ?お腹減った。減ったよね?」
と言ってみたところ
ヲタ夫「減らない。」
んなわけない!もう2時じゃん!(*`∧´)
ヲタ夫「オレ、食べなくても大丈夫。ここにいる。」
どうやら、食欲<モー娘。 らしい。
(というか、のりこ<モー娘。なのか?)
くっそ~何がデートだ。何がモー娘。だ。
悪態をつきながら、1人売店へ向かう。
すると、売店周りには
特攻服を着た男達がうじゃうじゃといた!\(゜□゜)/
特攻服とか初めてみたよ!(°д°;)
私の通ってる学校では、そんなの着てる人いなかったもん。
でもなぜ・・・?
特攻服の集団を横目に疑問に思いながら、売店へ向かう。
そこには長い列が出来ていた。
私が並ぼうとした列の一番後ろが、例の特攻服姿の男性だった。
怖い人だったらやだな~と思いながら後ろに並ぶと
彼の黒い特攻服の背中にあるものがくっついていることに気が付く。
あっ!
・・・・・「なっち」の缶バッチだ。
でも、あれ?もしかして・・・
そう思って数歩後ろに下がり、彼の後ろ姿の全様を見てみると
「なっち」って缶バッチで書いてある!
どうやら特攻服が応援服?らしい。
なんだ、怖い兄さん達じゃなかったのね・・・
っていうか、特攻服の背中になっちって書いてあるお兄さん、
ある意味怖いけどね(-。-;)
売店でホットドックを購入し、席へ戻る。
私「ねぇねぇ、聞いて!
今さ~特攻服を着た人たちがたくさんいてね。」
ヲタ夫「ふ~ん。」
私「でね、背中に缶バッチがついてて!」
ヲタ夫「へ~。」
私「そのバッチで文字が書いてあったの!」
ヲタ夫「ほ~。」
私「なんて書いてあったと思う?」
ヲタ夫「さあ?お!そこだ!頑張れっ!!」
・・・・・・・・・ダメだ。
この人、モー娘。に夢中で、私の話、全然聞いてないorz
へそを曲げながらホットドックにかぶりつく私と、
何一つ口にせず、モー娘。に釘付けのヲタ夫。
これもアイドルオタクと付き合ってしまったがゆえの定めなのか・・・
横浜ディナーでの一時の気の迷いでこんなことに・・・
そんなことを考えていると、大運動会は終了。
が、これからミニライブが始まるらしい。
会場が暗くなり、トップバッターが出てきた。
が・・・まったく見たことも無い女の子。
誰だ?あの子?
と思っているのは私だけだったようで、
周りのヲタ達が一斉に叫びだす。
ヲタ「あやや~~~!!」
ヲタ「あやちゃ~~ん!」
ヲタ大興奮。
あやや?
私「っていうか、誰?」
と、疑問をそのままにヲタ夫へとぶつけると
と小さな、しかし怒りのこもった表情で制される。
ヲタ夫「周りのヲタにそんなセリフを聞かれたらどんな目にあうか!!
あの子は松浦亜矢って言って、来月”モー娘。の妹分”として
歌手デビューするアイドルなの!」
私「いや、だって知らないし。まだデビューしてないんでしょ?」
ヲタ夫「知らなくてもそういうこと言わないの!!」
デビュー前の女の子を誰?と聞くことを非難されるのって・・・
ふに落ちないんですけど(-""-;)
その後も
「シェキドルって誰?」
「前田有紀って誰?」
と聞くたびに
激怒される。
すみませんねぇ、無知で。
だって、誰?って思っちゃうんだもん!(-""-;)
(みんなもわからないよね?ね?)
その後もプッチモニ。カントリー娘。やココナッツ娘。、平家みちよ、メロン記念日などが登場。
どんどんヒートアップしていくヲタたち。
そして、お待ちかねのミニモニ。では・・・
みな、踊りが完璧だ。
完璧がゆえに残念な風景だ。
そして、最後のトリはもちろんモーニング娘。
ラブマシーンや恋のダンスサイトなどのヒット曲メドレーで、
ヲタの盛り上がりは絶頂に。
全員、立ち上がって踊りだす。会場に軽く地響きが起る。
外は雪なのに、激しいダンスをするヲタから汗がほとばしる。
怖い・・・怖すぎるよ・・・( ̄□ ̄;)!!
隣のヲタ夫はライブの振りまではマスターしていないようで
黙ってモー娘。をじっくり凝視している。
それはそれでまた、怖い・・・∑(-x-;)
地獄絵図にも終わりがくる。
アンコールも終了し、モー娘。が引っ込むと、ヲタ達はお通夜のような静けさに。
「本日はこれで終了です。お忘れ物なきように・・・」
というアナウンスも聞こえてきた。
私「はぁ・・・やっと終わった。
じゃあ、帰ろうか。」
ヲタ夫「そうだね~。デートの続きをしよう!」
今更、デートとか続きとかどの口が言う!?
と突っ込もうとした時、
前方のヲタ達から、うおおぉぉぉぉ!という歓声が沸き起こる。
な、何が起ったの?!(°Д°;≡°Д°;)
と振り返ると、そこにはライブを終えたモー娘。が現れていた。
どうやら、ファンにお別れを言いにきたらしく、
みな、客席へ手を振りながらゆっくり歩いている。
帰りかけたヲタ達が、一斉に戻ってきたため、脇の通路が大混雑。
これじゃあ帰れないじゃん!
と思ったら、なっちがこちらの客席に近づいてきた。
さてさて・・・話が飛ぶんですが、
私ね、ずっと、思っていたんですけど。
よく、昭和の少女マンガで
ぽわ~んって、
ギャラリーの女の子達が目をハートにしちゃうとかあったと思うんですが、
現実にそんなことは起らないと思ってたわけです。
なのに・・・
なのに!!
なっちが近づいてにこっとしたら
(ヲタ夫の生写真コレクションの中で、”これぞなっちの笑顔”というのを選んでもらいました)
ヲタ達の目が本当にハートマークに!!
人間の目って本当にハートマークになるんだな・・・しかもこんな大勢の人間が一斉に・・・。
と、本気で感心したわけで・・・。
そのあと、なっちが笑顔でこちらのブロックに近づいてきたもんだから、
ヲタ達が、一斉に前へと大移動!
横の通路も全部埋まって、私たちは前に行くことが出来ないなぁ
と思っていたら、
隣のヲタ夫が
ヲタ夫「なっち~!なっちぃぃぃ~!」
と言いながら
前の椅子を乗り越えようとして
落ちた。
(落ちたのは席と席の間です。モー娘。ライブで2階席からダイブしちゃったヲタがいたそうですが。)
それを見ていた私は・・・
急いで彼の方へ、かけよ
らず・・・・
即、離れて、他人の振り((((((ノ゚⊿゚)ノ
(え?当然ですよね?文句ある?)
座席に引っかかってなかなか立ち上がれないヲタ夫。
そんな彼に、周りのヲタが
ヲタ「大丈夫ですか?」
と、ヲタたかく手を貸す。
なんて美しいヲタ同士の友情!
その後、一通りグラウンドをまわったメンバーは全員控え室へと消え、
今度こそ本当に出口へと向かう。
ヲタ夫はというと、
ヲタ夫「いや~、なっち、かわいかったな~。」
に始まり
ヲタ夫「まさか、俺に向かって笑顔で手を振ってくれるなんて」
となり、
ヲタ夫「知らなかったなぁ~。なっちがオレのこと好きだったなんて~。」
とか言い出す始末。
なっちなっちって、面白くないなぁ・・・イラリ(-""-;)
ムッとした私は
ヲタ夫を凹まそうと、口を開く。
私「ねぇ、ねぇ。
誰しも人生には3回のモテ期があるって言うじゃん?
ヲタ夫君のモテ期、
1回目はナオコちゃん。(元彼女)
2回目は私。
3回目は今のなっちだったかもよ。
あ~あ。これで人生のモテ期、使い果たしちゃったね!」
と、嫌味たっぷりで言うと
ヲタ夫「え?今のが3回目?
全然、イイ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:」
いいのかよ!
「なっちがこっちに向かって手を振ってくれた」というだけの事実が
3回目でいいのかよ!Σ\( ̄ー ̄;)
心の中で突っ込みつつ、会場出口から外へ出てみると、
そこには、雪が降る中、超・長蛇の列が!
どうやら、ハロプログッズを販売しているらしい。
列の一番うしろには「2時間待ち」のプラカードが!!
チラリ(・_・;)
と、こちらを見るヲタ夫。
並びたいらしい。
が、私は肩を震わせ言いはなった。
私「並んだら・・・
・・・並んだら、
別れるから!!(涙目)」
ヲタ夫「・・・・・・・・・・。」
ヲタ夫は何も言わずに、
並ぶことを諦め、駅へと歩を進めた。
モー娘。に勝った!!!
のりこ、勝ったわよ!
・・・・・・・・・モー娘。に・・・というよりグッズに勝っただけ?
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ご期待に添える馴れ初めじゃなくてスミマセン。
これで本当に2人の過去の恋愛話は最後です。
というか、叩いてもホコリしか出てきませんので。