さて、皆さん。突然ですが、クイズです。
これはなんだと思いますか?
大抵の人はこう答えるでしょう。
「ボロいタオル」と。
実はこのボロいタオル。
息子カズがこよなく愛するタオルでして。
本人は「毛布」と呼んでいるんですが。
家にいるときは、この毛布を手放さず、ずっと引きずって歩いております。
寝る時も、これがないと眠れません。
この毛布、皆さんの想像以上に汚いです。
アップにしてみればわかりますが
本当にボロボロ。
最近では、タオル地の糸を引っ張り出して、食べてます。
「ママー!糸、食べたよ~!」
と、なにやら口をクチャクチャさせています。
(きたねぇ・・・)
あまりにお気に入りすぎて、めったに洗濯していないのに・・・
(してやれ~)
というわけで、普通の人が見れば、ただのボロキレですが、
息子にとっては大金積まれても譲れない?命の次に大切な?毛布なのです。
このボロタオル毛布。
時にして、アートの材料になります。
「すっごいの作るから見てて!!」
と、両親に見せてくれるアートの数々を
ここにて紹介させていただきますので、是非ご覧ください。
タイトル「プリン」
枕に毛布をかぶせた斬新な作品です。
低反発枕がプリンの質感を表現している、という感じでしょうか。
うっかり端っこを踏んだりめくったりすると烈火のごとく怒ります。
タイトル「あぶあぶ言うからあぶらあげ」
座布団に毛布をかぶせました。
タイトルの意味は親にもわかりかねます。
タイトル「とうふかもしれない。」
これを押しながら部屋中を走り回っています。
タイトル「親切に。」
パパ(ヲタ夫)の背中に毛布をかけました。
(黒い部分が頭、毛布をかけられているのが背中です。)
寒いだろうから、僕のお気に入りをかけてあげる、
という息子の優しさです。
きたないおっさんにかけられた、きたない毛布。
場所が新宿の路上なら、浮浪者にしか見えません。
そんなこんなで、毛布と共に毎日を楽しく過ごしているカズ。
しかし、将来を考えると、
いつしかそんな日々に卒業しなければなりません。
そんな話を肴に、友人と酒を飲んでいたんですが
友人A「わかる、わかる~!
私も、そういう毛布、あったもん!」
友人K「私も!」
友人B「私もあった~!」
と、意外にも盛り上がりました。
そこで、みんなはどうやって卒業したか、と聞いてみたところ
友人A「私はね。母親が突然、
”あと10日でこの毛布とバイバイしようね”って言い出して
その後は、毎日カウントダウン。
いやおう無く卒業されられた。」
なるほど。
言い聞かせ方式ね。
でもあんまり幼い子には通用しない・・・かも?
友人K「私はね、母親に突然5cm四方に切り刻まれて
その切り刻んだ毛布を毎日1枚ずつ貰って、
全部がなくなった時点で卒業した。」
お母さんの実力行使ですね!!
友人B「私は、毛布じゃなくて、ぬいぐるみだったんだけどね。
ある日、お姉ちゃんに
あの時は悲しかったけど、
あれがあったから卒業できたのかな。」
小さい時って兄とか姉には逆らえないもんね。
ふと、友人の話を聞いていたら、自分の話も思い出した私。
私「そういえば、私もそういう毛布があったんだけど
小学校から帰ったら
飼っていたザリガニの水槽の下にしかれてて
日々、生臭くなっていく毛布を見てやっとあきらめたんだった・・・。」
そうやって、みんな、大人の階段を上っていくんだね・・・。
でも、カズ君はまだ2歳だし、そんなに無理して卒業することもないんじゃない?
小学生の間に卒業できれば問題ないよ~
なんて話をしていた時、C子は何もいっていないことに気がついた。
私「C子は?
C子は、そういうエピソードってないの?」
C子「・・・私は、
そういう毛布とかぬいぐるみってなかったんだけど、ね。」
重い口を開いたC子。
C子「実は、大学の頃に付き合っていたS男君が
20歳すぎても、そういう毛布と離れられなくて
”C子・・・俺、もう大人だし、この毛布とお別れするよ!!”
って言うから、二人で近所の川辺に行って泣きながら燃やしたんだ。」
友人と私「!!!」
息子を、S男君みたいなダメ男にしないためにも
やっぱり早めに卒業させるべきかもしれない!!
またS男君出しちゃった・・・。
これが本当に最後です。
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実は、ヲタ夫。
応援しているアイドルがブログで
「この毛布は子供の頃から愛用していて、これがないと眠れないの。」
と書いているのを見て
「俺はこんなに子供を応援していたのか・・・!!」
と軽くショックをうけたそうな。
で、その話を友人達にしたところ
友人「でも、大人になっても毛布を卒業できていないアイドルもどうかと思うよ。」
と言うので、
私「そのアイドルって13歳なんだけどね。」
と言うと
友人「あ、そりゃアイドルよりも、
そんな幼いアイドルを応援しているヲタ夫君をどうかと思うわ~。」
と言われました。
はい、そのとおりですね。