先々週の金曜日の新聞のテレビ欄サイドに
こんな広告が入ってました。
WOWOW AKB48武道館占拠!! ~夏の組閣祭り~
明日 夜8:00~
ヲタ夫「あ、WOWOWでAKBの武道館放送やるんだ。
そういえば、WOWOWってさ。」
私「うん・・・私の実家、入ってたはず・・・。」
私の父は映画鑑賞が趣味なのでWOWOWには以前から加入している。
ヲタ夫「ねぇ、録画を・・・録画をお願いしてくれる?」
神を仰ぐかのごとく私の顔を覗き込んでくるヲタ夫。
私「ふん。そう来ると思ったよ。
いいよ、頼んでおくよ(^-^)。
・・・・・・・・・・・・・なんていうと思った?
イヤだ!(`Δ´)頼まないよ!!」
ヲタ夫「ええぇぇぇぇ?!∑(゚Д゚)
な、な、な、な、な、なんでっ?!( ゚ ▽ ゚ ;)」
予想外の私の返事に慌てるヲタ夫。
私「嫌なものは、イ・ヤ!(`ε´)」
だいたい、なぜ私が興味もないアイドルライブの録画を父に頼まなければならないのか。
ヲタ夫「そんなこと言わずに、頼むよ!ねぇ?」
私「そんなに見たいなら、自分で頼めばいいじゃん?」
ヲタ夫「オレが・・・自分で・・・・?」
妻の父親にアイドル番組の録画を頼む。
これはなかなか勇気のいることだ。
私「あなたのAKBへの愛が試されるわね。(`∀´)」
ニヤニヤ笑う私。
そう、この、録画を頼む、頼まないの選択は
AKBをとるか、妻の実家への建前をとるか
なかなか難しい選択なのだ。
なぜなら数年前に「お嬢さんを幸せにします!」といった口で
「アイドルのライブを録画してください!」というのだから・・・。
ヲタ夫「うーーーん。(゚ー゚;
じゃ、じゃあさ。
のりこがこっそり録画予約するってのはどう?」
私「あー、無理無理。
うちの実家、最近地デジ対策で薄型テレビに買い換えちゃって
それに伴って、DVDレコーダーも買い換えちゃったから
私、全然操作方法わかんないもん。」
くそっ!とつぶやくヲタ夫。
ヲタ夫「こうなったら・・・何か・・・何か自然に頼む方法を考えよう・・・。」
ない知恵を絞るヲタ夫。
ふと何かを思いついたらしく
ヲタ夫「のりこ、携帯貸して?」
私「え?なんで?」
ヲタ夫「のりこの携帯から”WOWOW8時から録画してください”って
お義父さんにメール打つから。」
それ、私が頼んでいるのと一緒だよね?!
私「ヤダ!(`Δ´)」
他のアイディアをと、さらに悩むヲタ夫。
ヲタ夫「カズに・・・カズから頼ませたらどうだろう?
カズ、おじいちゃんに
”はちじからわぅわぅのばんぐみをとって?”って言えるかな?」
カズ「わぅわぅ???」
一生懸命、復唱させようとするヲタ夫をペイッと殴る私。
私「そんなことに、カズを利用しないでっ!」
ヲタ夫「うーん、そうだ!!のりこの実家に行って、
テレビ欄に自然にチェックを入れよう!!」
どこが自然?
ヲタ夫「もしくは、お父さんの前に5円玉を吊り下げて
あなたはWOWOWを8時から録画したくな~る。
WOWOWを8時から録画したくな~る。って催眠術を・・・。」
そこまでやれるなら、普通に頼んだら?
ヲタ夫「じゃあ、録画前のDVDに
呪いの文字を書いておいて目立つところに置くってのは?」
シチュレーションは少し怖いのに、書いてあることは笑るのはなぜ?
私「あのさ、私の両親に呪いをかけるのはやめてくれる?」
ヲタ夫「そうだよね。こんなDVDに録画されたら、
見るときにちょっと嫌な気分になるし。」
あぁ、話がかみ合わないorz
ヲタ夫「うー(*_*)・・・やっぱり、オレには頼めないよ・・・。
たとえばさ・・・
のりこが怪我や病気で病院に入院していて、
お父さんに頼むことができないとか、
そういう状況だったら、オレから頼んでも自然なんだけど。」
それ、自然か?
っていうか、妻が入院しているのに
アイドル番組の録画をチェックしている時点で
親は不信感でいっぱいになると思うんだけど・・・?
ヲタ夫「ってことで、のりこ今から入院する気はない?」
あぁ・・・もう意味がわからないです。
私「もうさ、録画はあきらめて、
いっそ8時に突撃してその場で見せてもらえば?」
ヲタ夫「でもこの番組、2時間もあるよ?」
私「じゃあ私とカズは途中で帰るから。」
ヲタ夫「ってことは、お義父さんとお義母さんに囲まれてAKBを見るってこと?」
私「そうそう。
この状況で楽しめたら、本物のヲタ間違いないよ。」
ヲタ夫「無理だ・・・オレは本物にはなれそうにない・・・orz。」
あーでもない。こーでもないと騒ぐヲタ夫。
うだうだうるさいなぁ。
私「もうさ~、どうせうちの実家にヲタバレしてるんだし
別に堂々と頼めばいいじゃん?」
呆れて助言してみると
ヲタ夫「そうか・・・そうだよね!?
オレ、思い切って頼んでみるよ!!」
というわけで、家族3人でのりこ実家へ行くことに。
玄関をあけると、父が出迎えてくれた。
カズ「おじーちゃん!おじーちゃん!」
のりこ父「おー、カズ。よく来たねー。
こんな夜更けにどうしたんだい?」
私「あー、ちょっとお父さんにお願いしたいことがあって。」
ほらっ、と肘でヲタ夫をつつく。
ヲタ夫「あの・・・えー・・・あの・・・。」
のりこ父「何?どうかした?」
ヲタ夫「えっと・・・わ、わ、わ、わおぉぉぉぉぉぉワオォォォォォォォォ・・・。」
犬の遠吠えか?
のりこ父「え?何に驚いているの?」
いや、驚いているわけではないのですが。
ヲタ夫「いや、えっと、えーけー・・・えーけーケケケッ・・・えーケケケケケッ。」
のりこ父「どうしたヲタ夫君?何を笑っているの?」
いや、笑っているわけじゃないのですが。
挙動不審な娘の夫に不振がるのりこ父。
遠吠えと奇妙な笑いを繰り返し、キモさMAXのヲタ夫。
数秒の沈黙のあと・・・
私「今日のね、8時からWOWOWを録画して欲しいんだけど!!」
結局、私から頼みました。
だって、私。
これ以上、この人と一緒にいるの、耐えられそうになかったんだもの・・・。
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録画DVDを貰いに行くと、母に
「1曲目、いい曲だったわよ。」と言われました。
見たんかい!!
一曲目→桜の花びら達