ここはどこだろう?
気がつくと私は真っ暗な部屋にいた。
どうやらとても広い部屋らしい。
前を見ると舞台だろうか・・・ステージのような段がある。
コッコッコッコッコッ
後ろから靴音が聞こえてくる。
振り向くと、黒いスーツと黒いサングラスをかけた中年男性だった。
黒服男性「調子はどうだ?」
私「調子?なんのことですか?」
すると、黒服を着た男性はあきれた用に答えた。
黒服男性「歌とダンスのことだよ。」
私「歌と?ダンス???」
黒服の男性はさらに呆れたように答えた。
黒服男性「今日は初舞台の日だろ?」
私「初舞台?」
男性はふぅーとため息をつきながらこたえた。
黒服男性「今日は、君がAKB48の
チーム4としてデビューする日じゃないか!!」
チーム4!?
(チームよん、ではなく、チーム フォーと言っていました。)
黒服男性「AKB48は今までチームA、チームK、チームBの3チームで活動してきた。
しかし、今月から新しいチーム・・・チーム4を作った。
そうだろ?」
私「はいっ!!」
黒服男性「そして、そのチームのリーダーが君じゃないか!!」
私「はいっ!!」
(えーー?!よりによってリーダーなの!?)
黒服男性「あれだけ過酷なオーディションを潜り抜けたんだ!
きっとできる!!」
私「はいっ!!」
(えーー?!過酷なオーディションって何なのーーー!?)
語気を強めるマネージャーに大きな返事で返す私。
しかし数秒後、うつむいた私はつぶやいた。
私「でも・・・でも・・・やっぱり少し不安です・・・。
歌もダンスも短期間しか習えなかったし・・・。」
(歌とダンスなんかよりも、容姿が一番の問題だろ!!)
黒服男性「大丈夫だ!!
今日のために血のにじむような厳しいレッスンに絶えてきたんじゃないか!!
マネージャーとしても、今日という大切な日を迎えられて、本当に嬉しいよ。」
どうやら、黒服男性はマネージャーだったらしい。
私「はい!全力を出し切れるようにがんばります!!」
(おいおい、宣言しちゃったよ・・・。)
意気揚々とステージに向かおうとする私の背中にマネージャーはつぶやいた。
黒服男性「それと・・・これは、ひとつ頭に入れておいてほしいことなんだが。」
私「はい?」
黒服男性「どうやら、君が結婚しているという噂が
ファンの間に流れているらしい。」
私「ええぇっ・・・!ヽ(*'0'*)ツ」
どうやら、結婚していることはファンには隠して活動しているらしい。
黒服男性「アイドルが彼氏がいるというだけでもご法度なのに、
結婚しているなどというのは言語道断だ。
正直言うと、事務所的には君をAKB48の
チーム4から脱退させようという意見もあるぐらいだ。」
その話に、夢の中の私は思わぬ言葉を口にしていた。
私「脱退なんて・・・!!
困ります!!
夫が・・・夫がAKBのファンなんです!!
私が脱退したら
夫が悲しみます!!」
(えぇーーーー?!ヲタ夫のために活動してるのー?!)
黒服男性「そうか・・・そうだよな・・・。
事務所的にも、それがバレてスキャンダルになると困る。
貴重な戦力を失うことになるのだから・・・!」
(32歳のおばさんが貴重な戦力なの?!どんなダメ事務所なの?!)
私「はい・・・・。今後、気をつけて活動します・・・。」
その後、キラキラな衣装に着替え
(着ちゃったよ!キラキラな衣装、着ちゃったよ!!)
ステージに立つ私達4人。
(チーム4だから4人らしい。でも他の3人はさっぱり覚えていません・・・。)
しかし・・・なぜか歌う曲がさっぱりわからずに固まる私。
(厳しいレッスンに耐えてきたんじゃないのかっ!?)
マイクを持って震える私の耳に、歌の前奏が流れてきた。
私「これは・・・!!
この曲はAKB48の大声ダイヤモンド!!
よかった・・・!!
これなら、ヲタ夫がいつも聞いていたから知ってる!!」
夫に感謝しながら熱唱する私。
(そこ、感謝するところなのか?)
ステージは無事終了し、このあとは新曲握手会が行われるという。
いつの間にか握手会場に移動している私。
目の前にはファンが長い列を作っている。
(んなはずねぇーーーーー!)
私「応援ありがとうございます^^」
私「これからもよろしくお願いします^^」
笑顔でファンと握手をしていく。
(何様?ねぇ、何様なのーーー?)
そのとき、ふと会場のドアが目に入る。
私「あ・・・!!あれは・・・!!」
そこには、ヲタ夫の姿があった。
私「初ステージだから見に来てくれたのね。
でも困るわ。
だって、結婚していることは隠して活動しているんだもの。」
そんなことを考えながら、ヲタ夫の行動を観察していると
彼は、
私の握手の列
の隣の列に並んだーーーー!!
私「ちょ・・・!!
私の列に並ぶんじゃないの?!
隣の列に並ぶって・・・なんなの?!」
そう思って、隣の列の先頭をみると、
そこには麻里子様が・・・!!
いや、あなたが麻里子様のファンなのは知ってる。
でも今日は、妻の初ステージの日なのよ!?
なのに、やっぱり麻里子様に並ぶって何なの!?
キィィィィィィィー∑(#`皿´ノ)ノ
怒り狂った私はヲタ夫の元に詰め寄った。
私「ちょっと!!
妻の初舞台の日なのに、あんた何その列に並んでるのよ!!」
その言葉に私の握手の列に並んでいたファンがピクリと反応した。
ヲタA「え?!妻って何?!のりちゃん、結婚してるの?!」
ヲタK「その男は何なの?!のりちゃんの何なの?!」
ヲタB「結婚して子供がいるって噂が本当だったの?!」
ファンもといとっても奇特なヲタにもみくちゃにされる私達。
私「ごめんなさい・・・!
みんな、ごめんなさい・・・!!
ごめん・・・
ごめんね・・・
ごめ・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
ここで目が覚めました。
熱・・・・上がってました orz
寝た気がしませんでした・・・。
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突っ込みどころが多すぎて疲れる記事ですみません。
夢なんで・・・夢なんで許してください。
しかし、自分で自分が許せません・・・。