前々回記事にて、新婚旅行のおもいでの品が出てきたので、ついでに語ります。
聞いてください、悲劇の物語。
じゃらーん・・・・(弾き語り風に)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
それは5年以上も前の話。
何かの間違いでヲタ夫と結婚してしまった私。
顔も、体系も、趣味も、非常に微妙な男・・・その名もヲタ夫(本名じゃないんだけど)。
結婚は勢いだというけれど、どこでどう間違って勢いづいてしまったのか思い出せない。
しかし、私はそんな夫に一つだけ大いに期待していることがあった。
それは、語学力。
ヲタ夫は早稲田大学の英文科卒。
聞くところによると、半分近くの授業は英語で行われるらしい。
英語で授業ですって?!
私なんて大学の授業は日本語でもほとんど理解できなかったのに!!
(お前がノータリンなだけだよ!義務教育からやり直せ!)
英語どころか日本語すら怪しい私は、外国語が話せるというだけで彼を尊敬し、
ちらりと聞いたこと話をしっかりと覚えていたのだ。
そんなに英語がバッチリの人と結婚したんだから、
この旅行は素晴らしいものになるに違いない!
ハワイで惚れ直しちゃうかもっ!キャハッ
(キャハッってところよりも、惚れていたことの方に突っ込みを入れたいよ。)
ハワイ到着初日。
青い空、青い海、きらめく太陽!
ハワイが私たちを待っているわ!!
私を捕まえてごらんなさい。フフフ・・・アハハハハ・・・・
なんてことをしたりしなかったりで
(したのかよ?したのか?したのかよ?)
早速プールへ繰り出す私たち。
ふとプールサイドを見てみると
「シュノーケルセット」なるものをレンタルしている。
プールなのにシュノーケル?と思ったら、近くのプライベートビーチに
シュノーケルポイントがあるそうなのだ。
楽しみだね♪プールの後に行こうね!
なんていいながらプールに入る。
ザブーン
・・・・・・・・・・・・・・・。
プールに入って一つ気がついた。
私「ねぇ・・・プールに入るのに、メガネはずさないの?」
わかったあなたはこのブログヲタ。)
ヲタ夫「え?はずさないよ?だって、このメガネがないと何も見えないもん。」
ヲタ夫は強度のど近眼なのだ。
私「って言っても、水に濡れたらやっぱり見えないじゃん?」
ヲタ夫「・・・・・・・・・・そうか。
じゃあ水着のポケットに入れておくよ。」
水着のポケットだと?
私「やめておきなよ!なくすから。
プールサイドに置いておきなよ!」
ヲタ夫「大丈夫♪大丈夫♪」
ザブーン・・・
勢いよく潜るヲタ夫。
その5分後。
ヲタ夫「眼鏡・・・なくしたみたい・・・。」
メガネ・・・なくした?
ゴラァー!ヽ(`Д´)ノ
お前は子供か?幼児か?赤ちゃんか?
言ったそばからなくしやがって!!
ふざけんなっ!!
急いであたりを探すも、まったくもって見つからない。
ヤバイよー!今日新婚旅行初日なのに!!
有り金はたいて10日間も予約してあるのよ?
あと9日間、メガネなしで観光しろっていうの?!
焦る私。
しかし焦ったところで眼鏡が見つかるわけがない。
それに、メガネがない状態で眼鏡を捜すためにプールサイドをうろつくヲタ夫は
戦力にはならず足手まといでしかない。
だいたい、そんなに深いプールじゃないけど、底の方はさすがに見えないのだ。
私「水中眼鏡なんて持ってないし・・・、どうしよう。」
そんな私に一つの案が浮かんだ。
そうだ!シュノーケルセットを借りればいいんだ!
(確か、こんな感じのやつでした。)
早速シュノーケル&足ひれをつけてホテルのプールにもぐる私。
(今考えると足ひれはいらなかったのでは?)
そこそこ高級ホテルのプール。
シュノーケルをつけてもぐっている奴など1人もいない。
本来、綺麗な熱帯魚でも見るために身に着けるはずだったシュノーケルで
プールの底をあさることになるとは。
新婚旅行でこの仕打ち。
何かの罰ゲームか?!
必死に潜る、潜る、潜る私。
ここにもないわ?
あっちに流されたのかしら?
もしかして、こっちかしら?
プール内をそれこそ下水からジャグジーまで探すが見つからず。
2時間もすると、二人はヘトヘトになった。
ヲタ夫「もうこれ以上探しても見つからないよ。
もしかして、誰かが落し物としてフロントに届けてるかもしれないから
聞いてこよう。」
ヲタ夫はそういってフロントへと歩き出した。
そうだった!
この人は英語が堪能なのだから、きっとホテルマンに正確な状況を伝えることができるはず!
そうしたらメガネも見つかるに違いないわ!
後を付いていく私。
フロントにつくと、ヲタ夫はフロント受付の人に話しかけた。
ヲタ夫「エクスキューズミー I lost my glasses」
(訳:すみません。メガネを失くしたのですが。)
その言葉を聞いて受付の外人はすごい勢いで話し出した。
受付のアメリカ人「ペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラ・・・・・・・」
その様子に青くなる私。
やばい!全然聞き取れないよ!ハワイなんて、日本語でもOKだと思っていたのに!
あ、でも、ヲタ夫はきっと聞き取れているはず!
だって、大学の授業が英語だったんだから!!
(ひつこい?)
そう思って、ヲタ夫の方へ視線をやると・・・
ヲタ夫「???」
き・・・聞き取れてない?!
そんなヲタ夫の様子を気にもせず、受付の人は会話を進めようとする。
受付のアメリカ人「ペラペラペラペラペラペラ・・・・name?」
最後のname(ネーム)だけ聞き取れたらしいヲタ夫。
ヲタ夫「My name is ヲタオット・・・・。」
(もちろん本名で言ってます)
自分の名前を返す。
すると、受付のアメリカ人は肩をすくめて
受付のアメリカ人「NO!no,no,no,no・・・・・・・・・・・
GUCCHI?CHANEL?FENDI?」
どうやらブランド名を聞いていたようだ。
ヲタ夫「・・・・・・・・・・・no brand・・・・・・・・・。」
勘違いの上に、ちょっと悲しい返答。
彼の英語はハワイではまったく通用しなかったようだ。
この様子を見た私が彼に言った言葉。
ねぇ。
これって結婚詐欺じゃないの?!
なぜ旅行先をハワイにしたのかって?
それはもちろん、ハロプロショップ ハワイ店があったからさ。
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結局メガネが見つかることはありませんでした。
旅行中、眼鏡屋を必死で探したのですが、なかなか見つからず。
ハワイなだけに、サングラス屋はたくさんあるのですが、
近視用の眼鏡屋ってほとんどないようです。
最終日に近づいて、アラモアナショッピングセンターで眼鏡屋を発見したんですが、
それこそ、グッチ、シャネル、フェンディのフレームしか売っておらず・・・
そして、ヲタ夫の怪しい英語力では見えてる見えてないが正確に伝わらないのではないか
という不安もあり、
出来上がりが最終日に間に合わないのではないか、という計算もあり
結局、メガネなしで9日間を過ごしました。
ヲタ夫さん・・・
新婚旅行の景色、覚えてますか?