今回は、ヲタ夫ネタではないんですが、
ずっと昔に、のりこがアイドル気分を味わった話を書かせていただきます。
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それは約10年前。
大学を卒業して、社会人１年生だったころ。
休日を利用して、私と友人Ｃ子は渋谷に買い物に来ていました。
ふたりでハチ公前のスクランブル交差点を移動していたとき、
「ちょっと、すみませーん！」
いきなり見知らぬ女性に呼び止められました。
何？どうせ、キャッチでしょ？
しかし、この界隈でよくある
「手相を見せてください」
「モデルになりませんか？」
などという、いかにも怪しい勧誘かと思ったら、そういう類ではないらしい。
女性「今夜、お時間ありますか？」
私・Ｃ子「？？？何の話ですか？」
女性「お見合いパーティーに参加してもらえませんか？」
私・Ｃ子「！！！
お見合いパーティー？！」
よくよく話を聞いてみると、この女性はお見合いパーティーを主催する側の人で
今夜のお見合いパーティーに女性が足りないから、集めているんだとか。
いわば、サクラの勧誘ということだ。
あやしい！！
お見合いパーティーなんて言ったこともないし、
あまり良いイメージはない。
だいたい、こんなところでサクラを勧誘している時点で相当怪しい！
私とＣ子は笑いながら断り、その場を後に。
しばらくして、目当てのショップに行くためにスクランブル交差点を移動していると、
さっきの女性が。
女性「あの・・・今夜暇ですか？お見合いパーティーに・・・」
私・Ｃ子「行きません！！」
勢いよく断る二人。
さっきも断ったのに！それだけ必死ってことなの？
どんだけメンバーが足りないんだよっ！！
その後、買い物を終え、どこかでご飯でも食べていこうかー、と
スクランブル交差点を横切ると、
女性「あの・・・今夜、お見合いパーティーに・・・」
私・Ｃ子「だから行きません！！」
そう叫んでその場を後にしようとしたその時、
女性「無料で食べ放題 飲み放題ですよ！！」
え？食べ放題 飲み放題？！
その言葉にぴくりと反応する私たち。
今日一日買い物をしまくって、財布の中が寂しい。
そして、二人とも大の酒好き。
そんな状態の私たちにとって
無料で「飲み放題 食べ放題」という誘い文句は
これ以上ないぐらい魅力的なものだ。
いやいや、しかし、危険な誘惑が多い街 渋谷。
ここはついていっては駄目だろう。
そう思い、ここはぐっとこらえ、誘いを断り歩き出す二人。
ただで食べ放題飲み放題か～、
おいしいなぁ～ でもな～ と思いながら歩いていると
隣のＣ子が口を開いた。
Ｃ子「もう一回スクランブル交差点を通って、
もし、また声をかけられたら、行ってみない？」
そうだね、よしっ！！
ここは、運に任せてみよう。
スクランブル交差点に引き返す二人。
そして、交差点を横切ったところで
女性「あのー今夜暇ですか？お見合いパーティーに・・・」
ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!!
そして、己の欲望に正直な小娘二人は
お見合いパーティーにサクラとして参加することになったのでした。
ヲタ夫が出てきませんが、
続き、楽しみにしてくださいますか？
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執筆 ｉｎ 九州。
コメレスが遅くなっております。
ご了承ください。