一軒家リノベ〜現在と20年前とでは好みは変わるのか? | ぶらり、ひとり、おでかけ日和

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40代。夫と死別し、シングルマザーに。
育児も終わりが近づき、趣味を中心としたライフスタイルに移行中です。
ひとり暮らしに向けて思うこと、一軒家リノベ、ひとり旅の記録など。

こんにちは、AYAKOです。

おひとりさまシニアライフに向けて生活を整え中。

 

今日は、我が家のリノベ計画と、今の家に思うことを。(愚痴あり)

 

 

◆◆◆

我が家の間取り、なんだか使いにくいのです。

良く言えば、一体感のあるLDK。

悪く言えば、広めの独房。

 

建坪15坪ほどのコンパクトな家の一階はLDKと水廻りのみなのですが…

リビングダイニングでくつろげないというか、何の用途もない空間があって、居場所が少ないと感じています。

 

その原因の一つが、玄関から続く景色。

玄関は住宅街の道路に面しています。

扉を開けると、玄関、玄関ホール、その先に、間取り上の「リビング」にあたる空間が続いています。

 

その「リビング」が問題。

道路から丸見えなのです。

 

(一応「リビング」と玄関ホールの間に扉があるのですが…

ドアの存在感が強すぎて閉塞感があるので、基本的には開けたまま。)

 

玄関扉と開けると、まず巨大建造物(シューズボックス)、目線を室内に移すと「リビング」

当然家具なんて置けません。

 

インテリアを工夫したことも何度もあるのですが、結局何もない方が一番いいという結論に達し、

玄関から見える「リビング」のすべてが、「ただの広い通路」と化しているのです。

 

設計上は20畳となるLDKのうち、1/3が「ただの広い通路」!

キッチンが5.5畳。

各水回りや2階へ繋がる廊下的空間。(畳数としてはLDKだけど通路としての機能しかない)

 

すると、体感として実質のリビングダイニングは6、7畳程度。

生活スタイル上、ダイニングテーブル、ソファ、テレビボードは必須なので、本当に人の居場所が少ない。

 

空間はあいているのに、なんとも手狭でバランスが悪いです。

これって…どうなの?

長年心に引っかかったまま生活してきました。(人が集まるときは便利ですが)

 

家を建てたのは20代半ば。

わたしも夫も実家住まいから今の家に引っ越ししました。

お互い猛烈に仕事が忙しく、でも早く家を出たかったのもあって、

あまり知識もなく、担当者(50代?男性)の言われるままに建ててしまったような気がします。

 

私たちが「こういう風にしたい」と伝えても、

担当さんから「いや〜結構みなさん飽きたり後悔される方多いんですよ〜」とか却下されることがしばしばで、

プロがそう言うのならそうなのかもしれないと、妥協した部分が多かったのです。

 

うーん、若かったな!

今のわたしなら、この会社と話を進めるのは即やめちゃう!

提案も代替案もほとんどなかったし、知識のなさに付け込まれて、細かい設備なんかも低品質なものにされたような気がしてます。(たぶん、いや絶対そう。でもあえて詳しく調べてようとはしてない、今更知りたくない)

 

今打ち合わせを進めている会社に出した要望は、20年前とほとんど変わっていません。

 

①キッチンを小さく

②お風呂、洗面脱衣所、洗濯、衣類収納を1つの動線に

③小さい和室

④無垢材の床

 

出来上がってきた設計図は、その時私が作りたかった空間にとても近いものです。

柱や梁の制約があるのにも関わらず、この違いは何なのでしょうか?

 

和室はどうしても欲しくて、でも当時は一回目の設計段階で「作るならここにしか作れない、でも間取り的には変ですよ!全体が狭くなります!ない方がマシかな!」と一蹴されました。

無垢の床材も「手入れしないでしょう?大変ですよ?」と鼻で笑われました。

 

これが通常なのでしょうか?

考える気にもなりません。

 

当時は泣く泣く断念した和室が、ほんの小さいながらも導入できるのが嬉しい。

天井が低くて籠もれる和空間。

本を読んだりちょっと昼寝したり。

あと、取りこんだ洗濯物を隠しておいたり?笑

 

ああ、こんな小部屋があったら、夫もきっと喜んだだろうなあ。

ごろんと横になって、ゆったりと本を読む姿が目に浮かびます。

 

あの時一緒に家づくりをした夫はもういません。

せっかく建てた家だけど、ここを遺してくれたからこそ、残りの人生を居心地良く生きるために、一新してしまいます。

 

玄関から室内丸見え問題。

リノベ後は、気分の上がるものが「丸見え」になる空間になる予定です。

 

帰ってきてホッとできる家になるといいな♡

変わってしまうのは少し悲しい。でも、それ以上に楽しみです。