【BN】『倹約から始まる投資生活』第一回『複利と元金の重要性』
どうも、トレーダーのヲ猿です。メルマガ『倹約から始まる投資生活』の第一回配信です。『倹約から始まる投資生活』とは、投資および投資を始める準備段階における『倹約』の重要性について、配信者ヲ猿流の見解を語るメルマガシリーズです。今回のテーマは『複利と元金の重要性』です。【1】『倹約から始まる投資生活』シリーズでは、投資および投資を始める準備段階における『倹約』の重要性について述べ、ヲ猿がこれまでやってきた具体的倹約術について紹介します。投資と殆ど関係ないじゃあないかと思うかもしれませんが、種銭の無いもしくは少ない初心者トレーダーにとって倹約は相当重要なことです。まず倹約がいかに重要かを理解してもらう必要があり、その為に今回のベルテーマがが『複利と元金の重要性』です。【2】まずは、『複利』について。複利とは、・元金によって得た利益を、次期の元金に組み入れていくことで得られる収益 のことを言います。具体歴に沿って説明します。まず、次のような状況を想定してみます。*1000 万円を元手に、月利 10%の投資を毎月行うとします。すると初月の利益は 100 万円です。これを次月の元金に組み込みます。 すると次月の元金は 1100 万円となります。次月の月利も変わらず 10%とすると、利益は 110 万円になります。 このように利回りが一定でも、1 か月あたりの利益額は増えています。同じように繰り返すと次の月の元金は 1210 万円となり、利益は 121 万円となります。*これをさらに次月の元金に組み込み、それを延々と繰り返すことで、利回りが同じでも、利益は雪だるま式に増えていきます。これを複利法(他にも複利を運用する、複利運用)といいます。複利運用をすることでお金は加速度的に増えていきます。実はこれが使えるのは投資(もしくは投機)だけです。正確には実質無限の複利運用が可能ということです。一般的なビジネスでも一定の水準までは可能なものがありますが、すぐに天井が来ます。よって、投資(投機)という分野に挑む以上、これを活用しない手はないのです。【3】逆に、元金を一定に保ちつつ運用した場合の利益を単利といいます。1000万で利回り10%の単利運用をした場合、初月の利益は元金1000万の10%で100万、次の月も同じ100万、続く月もその翌月もずっと100万です。正直、単利で投資(投機)を運用するなら、やる意味がありません。普通に仕事やビジネスなんかをやった方が効率がいいです。複利こそが投資でお金を増やす為のメリットであり、投資だけに許された最強の手法でもあります。かの有名な科学者アインシュタインは、複利を『人類最大の発見』と称した程です。このように『複利』はトレードにおいて、かなり重要な役割を果たします。これが『複利』の基本的な概要です。まずはこのことを頭に入れておいてください。【4】先に述べたように複利を利用すれば雪だるま式に資産を増やすことが可能となる訳ですが・・・まだトレードを始めたてで元金が少ない状況において、・一切出勤も入金もしない場合と、・定期的に定額を出金していく場合と、・定期的に定額を入金(増資)していく場合を比べると資産の増加率に相当な差が出ます。特にトレードのパフォーマンスが高いほどその差は顕著な傾向にあります。イメージできる人は容易にイメージできるでしょうが、一応具体例を出して比較してみましょう。元金100万を元に、月利10%のトレードを行う場合を想定してみます。*まずは、『一切出勤も入金もしない場合』。例えば、トレードで生活費の一部をまかなう為に5万を毎月出金するとしましょう。複利運用で月利通りのトレードが出来た場合、1年で約314万円になります。3年で約3091万円、5年で約3億0448万円になります。*次に、『定期的に定額を出金していく場合』。例えば、トレードで生活費の一部をまかなう為に5万を毎月出金するとしましょう。複利運用で月利通りのトレードが出来た場合、1年で約206万円になります。3年で約1596万円、5年で約1億5274万円になります。*まずは、『定期的に定額を入金(増資)していく場合』。例えば、副業あるいはトレード以外の本業で稼いだ金額5万円を毎月入金するとしましょう。複利運用で月利通りのトレードが出来た場合、1年で約421万円になります。3年で約4587万円、5年で約4億5622万円になります。*それぞれを見比べて見れば一目瞭然、長期的なパフォーマンスに歴然とした差が出ます。特に、『定期的に定額を出金していく場合』と『定期的に定額を入金(増資)していく場合』を比較するとトンデモない差が出ていますね。1年目で既に倍以上の差が、5年目には約3倍まで差が開いています。いずれも最終的には億単位の資産を築ける訳なので、5万というのは既に小銭です。ですが、その5万をトレード初期の頃にどのように作用させるか(出金するか入金するかどちらもしないか)によって最終的な結果には莫大な差が生まれるのです。【4】さて、実際『一切出勤も入金もしない場合』、『定期的に定額を出金していく場合』、『定期的に定額を入金(増資)していく場合』のいずれのパターンになるかは人次第でしょう。これらパターンの優劣は、トレードのパフォーマンスを基準に、『定期的に定額を出金していく場合』<『一切出勤も入金もしない場合』<『定期的に定額を入金(増資)していく場合』といった順に上位ということができます。そして、いずれのパターンにおいても、より上位のパターンに押し上げることができる行為が『倹約』なのです。『定期的に定額を出金していく場合』においては、倹約によって生活費を抑えることで出金額を減らす、あるいはゼロにすることが可能であり、すなわち、『一切出勤も入金もしない場合』へと押し上げることができます。『一切出勤も入金もしない場合』においては、倹約によって生活費を抑えることで浮いた分を入金に充てることができるようになり、すなわち、『定期的に定額を入金(増資)していく場合』へと押し上げることができます。『定期的に定額を入金(増資)していく場合』においては、倹約によって同様に増資額をより多くすることができます。現在自分の状況が上記3パターンのいずれにあるかに関わらず、倹約は将来的に得られる資産を爆発的に増やす潜在的可能性を持っているのです。既にまとまった投資資金がある人にとっては誤差になるのかもしれませんが、初心者の方は数百万かそれ以下の投資資金しかないことが多いと思います。そういう人々にとって倹約は投資の一環とも言うことができ、絶大な効果をもたらす可能性を秘めているので、絶対に軽視してはならない、それこそ天下極上の投資行為とも言えるのです。【5】以上、『複利と元金の重要性』について述べました。特にまとまった投資資金のない人にとって倹約がいかに重要かをざっくりとは理解していただけたかと思います。次回からは具体的な倹約術について述べていきます。という訳で今回のテーマ『複利と元金の重要性』の配信を終わります。次回、第二回のテーマは『浪費をしない』です。========================================================●バックナンバー▼配信スケジュールhttps://ameblo.jp/wosarusanfx/entry-12412880993.html▼第一回今回========================================================