こんにちは。
インテリアコーディネーターの涼華です。
気づけば1月も終わり、2月がスタートしましたね。
「思うようにエンジンはかからなかったのに、あっという間に過ぎてしまった」
そんな感覚を抱いている方も、きっと多いのではないでしょうか。
年が明けたばかりのはずなのに、もう節分。
実は日本の暦では、節分は「一年の終わり」にあたります。
そして翌日の立春こそが、本当の意味での新しい始まり。
そう考えると、1月は助走期間。
思うように動けなかったとしても、それは自然なことなのです。
この切り替えは、暮らしの中でも静かに行えます。
住まいは、ただ生活するための箱ではなく、気持ちの向きを整える装置のようなもの。
立春前後におすすめしたいのは、大きな変化ではありません。
模様替えや新しい家具を迎えることよりも、視線・動線・意識を少し整えること。
たとえば、
いつも座る場所から見える景色を見直してみる。
朝の光が入る場所に、今の自分には不要なものが置かれていないか確認する。
「なんとなく気が散る」と感じていた物を、そっと役目を終えさせてあげる。
捨てる、ではなく、手放す。
足す、ではなく、向きをそろえる。
それだけで、家の空気は驚くほど変わります。
日本の暮らしには、季節の節目ごとに調子を整えるという、美しい知恵がありました。
立春は、勢いよく走り出すための日ではなく、「ちゃんと立つ」ための日。
住まいが整うと、人は自然と前を向けます。
無理に頑張らなくても、暮らしのほうが背中を押してくれる。
節分を越え、いよいよ新しい年が本格的に動き出す今。
まずは、あなたの家のスイッチを、静かに入れてみませんか。
