好きな書き手がいるというのは幸せだと思います。

そして、その書き手との距離が近ければ、ますますいい。


今回購入した本の著者のトークショーに友人に誘われて参加したのは3年前だったかな。


著者でスポーツリライターの小関順二 氏などが、来たるシーズンの展望や日頃は聞けないような裏ネタを話したり、ドラフトされたばかりの新人選手たちをゲストに招いてプライベートな質問をしたりと、マニアックな野球ファン(注:私は違います、笑)にとっては垂涎な2時間でした。


そのときに引いちゃうくらい驚いたのは、小関氏のあまりのマニアック度、その野球偏愛ぶりです。


日本全国津々浦々、野球場を訪れてはストップウォッチを片手に野球観戦に勤しむ―――それを語る様の嬉しそうなこと。小関氏といえば、今から20年ほど前に『ドラフト会議倶楽部』を設立しては、実際のドラフト前に「模擬ドラフト 」なるものを開催した方。(アメリカのメジャースポーツで言う「ファンタジーゲーム(スポーツ) 」のドラフトヴァージョンだと思ってもらえばいい。完全ウェーバー制だとか)


ちなみに去年一年間で観戦された試合数は、298試合。阪神の甲子園でのホームゲームの4倍以上ですよ? そのすべての試合で、打者の一塁到達時間や捕手の二塁への送球時間を計測するという。そのことを嬉々として初対面の観衆の前で語る50代のオヤジって、、、やっぱり素敵じゃないですか(笑)?


バスケ好きの私も今では中途半端に見るくらいなので、小関氏の子供のように純粋無垢でかつ真摯な野球への愛情には、胸を打たれたし、心から尊敬しているのです。


プロ野球自体はほとんど見ることがないのに、そのトークショー以後、代表作『プロ野球問題だらけの12球団』シリーズを毎年購入しているのは、そんな小関氏の野球偏愛毒にやられてしまったからに他ありません。


というわけで、シーズン開幕を控えた今日、いそいそと恒例のシーズンブックを買いに行ったのですが、スポーツ本売り場に置かれていたのは、『プロ野球スカウティングレポート2007』という別のシリーズ本。


・・・即買いでした(笑)。


名前に惑わされずに、ビッグネームの選手にも遠慮することなく、純粋に成績だけで評価するその姿勢が何よりもすばらしい。過去3年分のデータしか掲載されていないこと、(細かいけど)昨シーズンのホーム&アウェイの成績が載っていないこと(交流戦のは掲載されている)は物足りない気もしますが、それは重箱の隅を突くような行為で、よく吟味された細かなデータに著者の数字へのこだわりが、選手へのコメントには著者の厳しくも優しい人柄が如実に表れていて、野球ファンでも読んでいて楽しくなることは請け合いです。


安易なドラマ性を”捏造”するだけで大物選手の提灯記事しか書けないスポーツ紙記者が見習うべきことが凝縮されている、野球偏愛に満ちた1冊です。

プロ野球スカウティング・レポート2007/小関 順二

¥1,680
Amazon.co.jp

評価:AA

プロ野球問題だらけの12球団 2007年版 (2007)/小関 順二

¥1,470
Amazon.co.jp

評価:A+(ちょっとマニア度は高めか)


NBAを小学校の頃から見始めてかれこれ20年。


好試合や好シリーズを存分に見てきたつもりだったが、どうやらこの一戦は別世界のモノだったらしい。


SUNS@MAVS


NBAのビデオポッドキャスト番組のMCは「Game of the Year」と伝えるに飽き足らず、「Game of the Century」と興奮してまくしたてた。


Box Score や Recap からもその雰囲気はありありと伝わってくる。


リーグを独走する2強の直接対決、ノヴィツキー(マブス)とナッシュ(サンズ)という二人のMVP最有力候補の直接対決、互いに残り数秒で3点差を追いつくブザービーターの応酬による2度の延長、スタウドマイヤー(サンズ)はFGが16/19の41点、スタックハウスはマブスに移籍後の最多得点(33得点)だし、ダンピア(マブス)に至っては13年ぶりの1試合11個のオフェンスリバウンド(ディフェンスリバウンドは0個!)ってな珍記録まで生まれる始末。


NBA.COM のビデオで実際にダイジェスト版を見たのだが、激しく、気合の入った好プレーの連続。マブスが序盤の16点差を盛り返し、最終クォーターには15点差をつけるものの、サンズが最後の最後で盛り返す大逆転劇という試合展開だけで、バスケファンとしては垂涎モノ。何よりベンチや観客のノリがシーズン中のそれじゃない。完全にプレイオフモード。


そして、主役はナッシュ。一昨年、昨年と2年連続のリーグMVPの白人ポイントガードは、32得点16アシスト。延長でテクニカルファウルを取られるなど、最後の最後に試合を壊した感があるノヴィツキー(それでも30得点、16リバウンド)に比べて、MVPレースも逆転した感がある。


個人的には今年の優勝はイースタン首位ののピストンズだと思っている。シーズン途中にウェバーを獲得した効果が絶大で、3年前のシーズン途中に問題児と化していたR.ウォーレスを獲得し、優勝へとひた走ったことを思い出させるからだ。フィラデルフィアでふてくされていたウェバーが、B.ウォーレスを失った痛手を忘れさせる活躍をみせるなど、明るい話題に尽きない。だが、こんな激闘を(ダイジェストだが)見せ付けられると、さすがに太刀打ちできるのかと不安になってしまうな。ナッシュ、スタウドマイヤー、ノヴィツキーに並ぶスーパースターはピストンズにはいないのだから。


それにしても、この試合のビデオはお金を出しても手に入れたくなるな~。



今週は水曜あたりから高熱と頭痛、悪寒に悩まされて息も絶え絶えだったので、週末は家でゆっくり休息。


会社ではインフルエンザかと疑われ、白い目で見られていましたが、昨日の診察ですくなくともインフルではないことが判明、ようやく堂々と胸を張って出社できそうです(苦笑)。


ちなみに、水曜日には右手首にガングリオンというゼリー状のものがたまって神経を圧迫していたようで、痺れが出ていたので医者に見せるとつぶされたり、靭帯損傷の足首のリハビリ(通勤時以外はギブスを外してます)をようやく開始したりと、健康のありがたみを痛感した1週間でした。


さて、昨日知ったのですが、来週には世界水泳がオーストラリアで開幕するかと思えば、世界女子フィギュアスケートもその翌週に始まるらしく、再来週ということは、プロ野球もメジャーリーグもシーズンインするわけで、先週にはJリーグもスタートしたし、一気にスポーツシーズンの様相を呈してきましたね。


NBAもそろそろ終盤に差し掛かっているし、チャンピオンズリーグでは、準々決勝に応援しているチームが3チーム(バレンシア、ローマ、リバプール)も残っているし、大相撲春場所は波乱の幕開けだったし、いやはやスポーツフリークとしては、どれに着目してみようか目移りしそうで嬉しい悲鳴です。


観戦といえば、ライブだろうがテレビだろうが、お酒が友なのだけれど、まだ胃の具合が回復していないので柚子レモンで(涙)。

いずれにせよ、こうもスポーツイベントが目白押しだというのは楽しくてしょうがない。


ワールドカップ後の脱力感、ようやく埋まりそうです。


世界水泳2007@メルボルン


世界フィギュアスケート選手権2007