クリスマス前のある寒い朝。買い物をしようと町に出かけた。
店の開店まであと30分。
暖をとろうと、近くにあったスタバに勢いよく飛び込む。
はぁぁー。寒いね。
珈琲の芳ばしい香りと。暖かな空気と。
シーズン真っ只中のクリスマスソングが薄暗い店内に響いていた。
暖炉のまわりには、座り心地の良さそうなソファが置いてあり。
まるでその風景にとけ込んでいるかのように、
ちょっと年配のカップルが窓の外を見て微笑みあっている。
何か食べようか。
暖をとるだけのつもりが、何とも居心地よく。
ここにだけ漂う、ゆったりとした空気に包まれながら。
幸せのため息が二人分。