エリザベスホルダーのクラス
僕は、こちらの学校に「どのようにしてデザインを生み出すのか?」
その部分に興味を持ったから学校に来た。
エリザベスホルダー教授の授業テーマは「自然の素材からのジュエリー」
今はコンペの関係もあって、琥珀を使ってデザインを考える。
彼女の授業は何か具体的なデザインソースを参考にしてデザインを考え出すんじゃなくて、自分の手を動かしたり、感じたりしながらデザインしていく手法。
例えば、今扱ってる琥珀を例に取ると、
①目をつぶり、箱の中から琥珀をいくつか掴む。
②触ったり、匂ったり、頬擦りしてみたり、とにかく思いつく限りの事を試してみる。目からの情報ではなくて、まず感じてみる。
③目をあけて、自分の感じたことと今目の前にある物がどう違うのか考察する。
④感じたことを紙などに絵を描いたりして表現する。(どんな方法でも良い)
⑤描き終わった紙を皆で並べて、見て周る。
⑥自分が何を感じて、なぜそう表現したのかを皆で述べる。
⑦他の人のやってることや、意見を聞いてから、今度は琥珀に自分なりの加工を加えていく。
⑧加工を加えた琥珀から得られるイマジネーションを、絵に描いてみる。
⑨それをまた皆で見る。
⑩そして討論。
終始、授業はこんな感じで進められる。
加工方法はなんでもあり。
何をしてもいい。
日本の授業では考えられへんかもしれんけど、落書き・暇つぶし…
そんなことからインスピレーションを得てもいい。
アイデアが浮かばんかったら、教室から出ても行ってもいい。
いかにシステマティックに自分の偶発性を引き起こすか。
それがこの授業の狙いのような気がする。
そうして自然のマテリアルをデザインに変えていく。
授業風景
紙に描いた唇の絵からアイデアを得ようとするクラスメート

