まとめ

幸運をつかむために必要な準備を日頃からする。
自分から運をつかめる環境へ積極的に入り、挑戦していく。
神社参拝で心と身体のチューニング。
わざと小さなピンチを作って大きなチャンスを引きつける
 

 成功者の法則

 成功者は、何度も繰り返し幸運を手に入れる傾向があります。
「運」をテーマにした研究をしてきた心理学者のリチャード・ワイズマンによれば、運の良さは、チャンスや機会を察知し、それをつかむための行動をどれほどしているかに関係しています。幸運を引き寄せられそうな状況に、いかに積極的に身を置くか。自らチャンスをつくり、それを活用する準備を整える努力。それがお金持ちになるための鍵です。
 

 幸運の方程式

努力+自発性+直感+知性→幸運
努力→チャンス、幸運をつかんだ時に引き寄せるための準備
自発性→自ら出会いの機会をつくる
直感→チャンス、機会を察することができるか
知性→チャンスを作ったり、見極める能力
 
例えば、漫才の頂点を極めるM1。
劇場で場数を踏んでテストして修正して仕上げていく努力。
自分から好きでやり、情報も集めていく自発性。
このネタであれば、コンテストに通るという直感。
どんなスタイルが合うか、通すための戦略を練るための知性。
決勝にいってブレイクする幸運。
 
 後は、やるかどうかです。何事も始めれば、結果を出せるチャンスはあります。しかし、始めないことには、絶対にチャンスは来ません。
 

 チャンスを生み出すために必要なこと

 幸運を引き寄せるためには、柔軟な発想であらゆる手段を行使するべきです。チャンスを生み出すために必要なのは、「ポジディブになり、自分の運を信じる。」という考え。
 一休さんの遺言にも「なるようになる。心配するな。」
この意味は、「なすことをなせ。そうすれば、なるようになる。だから、心配するな」
すなわち、「自分の力でどうにかなることをこなせば、自然と物事がよい方向に進む。」
そして、「私は幸運を得るに値する人間だ」と自分に言い聞かせることを始め、全身全霊でそう信じましょう。
 心理学者リチャード・ワイズマンによる10年にわたる研究も、「運は自分の力で達成できる。幸運と悪運の大部分はその人の日頃の考え方の結果である」
 同じ目の前の現象でも、捉え方によって、その人にとっての結果は変わります。ネガティブに考えれば、ネガティブな結果、ポジディブに考えれば、ポジディブな結果に出会えます。
 また、人間は全部を見ているわけではなくて、見ている現実を拡大して解釈しているだけです。例えば、雨の日、目の前に好きな車が現れたとき、雨で濡れると思うか、お気に入りの車に出会えてラッキーと思えるかで結果が変わります。そこから、言いたいことは、今あるものだけに気づき、感謝すること。そうすれば、目の前の現象もポジディブに捉えられるようになるでしょう。
 

 時を稼ぐ男の運のつかみ方

 お金を稼いできた実業家などは、幸運をどう思っているのでしょうか?
 青汁王子こと、三崎優太さんは、著書時を稼ぐ男より、「運気の良し悪しによって、目の前のチャンスをつかめるかどうかが大きく左右される。」と述べています。
 

1.寺社仏閣参拝で運気の調整

 静かで荘厳な雰囲気の漂う境内に足を踏み入れて、平穏な気持ちを取り戻します。気持ちが落ち着いたところで、自分の仕事や興味などについて考えてみます。それをするだけで自分を取り巻く状況が見えるようになり、運気が上がっていく気がします。
 参拝のような日常の些細な行動によって十分調整でき、根拠のない自身も湧きます。
 

 
 

2.わざと小さなピンチを作る

 数々のピンチを乗り越えて、それらをチャンスに変えてきた経験から、「ピンチの次にはチャンスがくる」と確信できるようになっていくということ。失敗してもコントロールできる範囲の小さなピンチをあえて作ることで、チャンスを引き寄せようとします。ピンチとチャンスの場面を繰り返すことにより、マイナス局面からプラス局面へと変わっていく潮目が読めるようになっていくと三崎さんは言います。ピンチの到来→スイッチを入れる→ピンチを乗り越える→チャンスの到来、という流れが徐々に定着。どんな大きなピンチが来ても、このサイクルがあるから、「次も大丈夫」と思えるようになるでしょう。 ピンチの度合いが大きければ大きいほど、プラスに転じたときの跳ね返りは大きくなるものです。したがって、どれだけ深刻なピンチが到来しても、恐れる必要はありません。一番大事なのは、状況が好転する前にあきらめてしまわないこと。
 

 

 参考文献