こんにちは
腕時計通販店舗のワールドウォッチショップの店主、柳樂です。
本日は前回の続き、自動巻腕時計について紹介したいと思います
最初の自動巻腕時計となったのはイギリスのジョン・ハーウッド氏が
開発した半回転ローター式のHARWOODで1926年にスイスの
フォルティス社から発売されました
グラフゼッペリン飛行船による世界初の世界一周旅行の際に
女性ジャーナリスト、レディハイの腕に世界初の自動巻きの
腕時計が着けられました
その後、より効率に優れる全回転式ローター自動巻
『パーペチュアル』がスイスのロレックス社で
1931年に開発されました。
この発明は、オイスターケースと呼ばれる防水機構と共に
ロレックスの名を一躍世界に広めることとなりました
自動巻腕時計の多くは、ゼンマイを手巻きすることもできますが
腕時計が装着されている限り、ゼンマイの力が常に十分に
蓄えられているため、手巻き式に比べて精度が高くなる
傾向があります。
精密なクォーツ時計の精度と比べると劣りますが
1日に±10秒程度と十分な精度を持っています
多くの機械式腕時計のパワーリザーブ(ゼンマイで動き続ける時間)は
約40時間程度です。
そのため、機械式時計では手巻き式より、日常生活の中で行う動作
(歩く・走る・手を振るなど)により、ゼンマイを巻き上げてくれる
自動巻きの方が便利ということで、現在は主流となっています。
機械式腕時計は、小さなケースの中に時計職人の多くの高度な技術が
込められています。中でも『トゥールビヨン』『ミニッツリピーター』
『永久カレンダー』は超絶技術として名高く、これらの超絶技術は
一握りの時計メーカー、時計職人にしか実現できません。
これらを組みこんだ腕時計は、100万円以上、なかには
1000万円を超す価格をつけることもあります
メンズの高級時計のほとんどは機械式時計で、クォーツはあまりありません。
なかには時計の裏側がスケルトンになっていて時計の動き観察できるタイプの
ものもあります。
機能的にはデジタル時計など時間の狂いが少ないクォーツの方が優れていますが
時計好きな方は、クォーツよりも機械式時計を選ぶ傾向にあるようです
次回は腕時計のパーツや名称などをご紹介できればと思います
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