大日本帝国海軍【特設航空機運搬艦富士川丸】を潜る | チューク | WorldWar2Wrecks | 海底に眠る戦争遺産を追う

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水中写真家『戸村裕行』が、世界各地の海中に眠る第二次世界大戦(大東亜戦争・太平洋戦争)中の艦船や航空機などを潜り、自ら撮影し、ご紹介します。

ミクロネシア連邦チューク州

特設航空機運搬艦「富士川丸」

 

 

 

 エテン島(日本名: 竹島)の南、水深35mに正立に鎮座しているこの船は、水深などからダイビングの初心者などにも潜り易く、チュークを代表する沈船として名高い。特設航空機運搬艦という目的で使用されていた為か、船の中を探索してみると、たくさんの航空機(零戦や九六式)の部品などを見る事ができる。また、 船橋の通路部分は映画「タイタニック」の撮影でも参考に使われたそうだ。「富士川丸」の様な特設航空機運搬艦は航空戦隊に配備され、その航空戦隊に所属する航空隊の人員、資機材、航空機の輸送運搬に従事した。10隻あった特設航空機運搬艦のどれもが商船を徴傭し改装したものだった。 

 

 

 

「富士川丸は昭和15年12月に海軍に徴傭され特設航空機運搬艦として艤装を行なった後に、第11航空艦隊第22航空戦隊所属として南東方面で人員、機材、航空機の輸送運搬に活躍している。」

 

 

 

⚓️2014年

月刊「丸」9月号

海底のレクイエム

『特設航空機運搬艦「富士川丸」より

誌面解説:小高正稔氏・宮崎賢治氏

 

当時の「富士川丸」の写真

引用:雑誌「船の科学」1984年11月号(船舶技術協会)

「日本商船隊の懐古 No.64」山田早苗氏提供

 

Name:Fujikawa Maru

Location:Chuuk State

 (also known as Truk) | Micronesia

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Photo by 戸村裕行(Hiroyuki Tomura)

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