遠きをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す
それ遠きを図る者は百年のために杉苗を植う
まして、春巻きて秋実る物においてをや
故に富有り
近くをはかる者春植えて秋実る物をもなお遠しとして植えず
ただ目の前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取ることのみ目につく
故に貧窮す
私の勤める会社では1年に一度、3月末に年収の査定がある。
想像していたよりもいい評価が得られなかった私は、結果を評価したマネージャのせいだと考えたり、
マネージャにおべっかを使って高評価をもぎとった同僚のせいだとか、とにかく他人のせいにして自分をなぐさめようとしていた。
そんなとき、この本に出会った。
「遠きをはかる者は富み、近くをはかるものは貧す」
気づけば目の前にある利益にとわられるあまり、本当に自分が目指す目標を忘れかけていた。
この1行に自分の非を痛いほど思い知らされて読みながら目頭が熱くなってしまった。
年収がいくら上がったとかプロモートしたとかしないとかそんなこと、遠い先の未来の私に何の関係があるんだろうか。
生きていく中で本当に大切なものは何かを思い出させてくれる、貴重な1冊です。
少なくとも私は、誰に相談しても消えることのなかった胸のもやもやを解消できました。
リストラなしの「年輪経営」