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世界一周旅行記2012

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 飛行場に着くと、ガイドの人が待っていて、トラックに乗るように言われました。宿泊するコテージまでは、20分程で、舗装されていない道を通って行きます。コテージは、高級でもなく、ぼろくもなく、シンプルで程よい感じのところでした。
 コテージ前には、人だかりが出来ていて、話を聞くと、24名の団体で同じツアーに参加するとのことでした。団体は、20人がベネズエラ人、4人がスペイン人で皆白人でした。ベネズエラの物価からすると、ツアーの料金は高いはずなので、やはりベネズエラの支配層は白人なのかと思わず思ってしまいました。かなりフレンドリーな人達で、私にも「Are you chinense?」か「チーノ?」と間違っていますが笑、話かけてくれました。その他、ドイツ人4名とイギリス人とベネズエラ人のカップルがいました。
 昼飯を食べた後、初日は、宿泊地のすぐ近くにある湖を回りました。

(写真:ツアー初日)


 湖の背景にはテーブルマウンテンが見えます。滝を見に行って、後ろにテーブルマウンテンが見えるのは、なかなかぜいたくな感じがしました。




 
 滝は正面から見るだけでなく、裏側にもまわりました。





 初日は、程よく散歩したという感じでツアーが終わりました。明日からはいよいよエンジェルフォールを目指します。
 ギアナ高地へのツアーは、シウダーボリバルの空港で申し込みました。空港といっても、非常に小さい空港で、空港で勤務している人やセスナ機を運転する人も軍服を着ていて、軍隊の飛行場といった感じです。

(写真:シウダーボリバル空港)

 空港には、ギアナ高地のエンジェルフォールを見つけたジミー・エンジェルを記念した石碑や乗っていたセスナも展示されています。



 こじんまりとした空港だけに、まったりとした雰囲気で過ごしやすい空港でした。空港の職員には175cm位の身長のすらっとしたモデル体型の女性がいて、さすがミスユニバースの常連ベネズエラと思ったのを覚えています。

 
(写真:空港で食事)


 空港の航空会社の受付での換金のレートが良く、2013年3月時点で1ドル=18ボリバルでした(公式レートは1ドル=約6ボリバル)。少し脱線しますが、ベネズエラはUSドルが強く、ベネズエラに入る前にUSドルを用意することをお薦めします(私は800ドル程持っていきました)。ベネズエラの人に聞いたのですが、ベネズエラの公式レートは上記の通りですが、闇レートの上限はなんと1ドル=24ボリバル。もう笑うしかないです。誰が公式レートで換金するのだろうと思ってしまいます。

 ツアーは240ドルでした。ツアーはドルで購入出来るので、ボリバルに換金しないで購入した方がお得です。

 私が申し込んだツアーは、初日はコテージの周りの湖を観光して、2日目にエンジェルフォールに行き、野外のハンモックで1泊して、3日目に戻ってくるというものでした。

 大きい荷物は旅行会社に預けて、いざギアナ高地のあるカナイマ国立公園へ出発です。行きは4人乗りのセスナ機で、より冒険感をあおってくれました。セスナで飛び立ち2時間程、ギアナ高地の絶景が見えてきます。もう最高です。

(写真:セスナから)


(写真:乗ったセスナ機)

 空港もジャングルの中にあるといった感じで、いい感じです。


 (写真:カナイマ国立公園の宿泊地)


 
 こんな小さな町にも教会があります。


 長くなってきたので、続きは中編で。
 シウダーボリバルでは事前にホテルを予約していませんでした。その為、バス停に降りてから、ホテルを探しました。バス停ではお決まりで、ホテルの勧誘をしてくる人々がいましたが、なんとなくぼったくられる気がしたので断り、周囲をうろちょろしていました。

 しかし宿らしきものはなく、途方に暮れていると、だんだんと辺りが暗くなってきました。すがる思いで、大通りを歩いて行くと、インターナショナルホテルという名のホテルが現れ、各国の国旗もかざしていたので、やっと見つけたという思いでホテルに入った。

 ホテルの受付には、ベネズエラに来て初めて見たアジア系のおばさん(中国人?)がいて、英語がしゃべれ、無事今晩の宿をとる事が出来ました。この後知ることになりますが、シウダーボリバルには、中華料理店があったりして、中国人がいました。それが後の一件を引き起こします。

 ●「チーノ」事件
 翌日少しシウダーボリバルの街をうろつくと、何やらすれ違う少年達(シウダーボリバルはメスティーソの人々が多く、白人系というよりは黒人系が多い)に「チーノ」とやたらと声をかけられた。「チーノ」の意味が全くわからなかったので、必死にスペイン語の本を見ていると、どうやら「中国人男性」という意味らしい(スペイン語には男性名詞と女性名詞があり、中国人女性の場合「チーナ」)。今まで1度だけ、ペルーの空港で入国審査官に「チーノ?」と聞かれただけだったのに(その時は意味不明でながした)、ここにきて少年達の「チーノ」攻撃。ベネズエラではアジア系がおそらくほとんど中国人しかいない為だと思われるが、ひどくショックを受けた。意味を知ってからは、「Yo soy japones(ヨ ソーイ ハポネス)」と言い返すようにした。しかしそれを言っても「チーノ」と呼んでくる。おそらく、ベネズエラの人々は「チーノ」の発音の響きが好きなんだと感じた。他にもやたらと、チョコレートが好きかと聞かれて、好きと答えると、「ショコラート(チョコレート)」と呼んでくる人がいたが、それもその発音の響きが好きなんだろうと思えた。何にしても、差別意識は多少あるんだろうし、「チーノ」と呼ばれたら、必ず「ハポネス」と言い返したい。

 ●スーパーでスペイン語レッスン
 ホテルの前には小さなスーパーがあり(いろいろな種類のペットボトル飲料や、コーヒー、サンドウィッチ、ハム等を売っている)、そこで水を購入する為に行った。ペットボトルはカウンターの向こう側にあるので、店員にとってもらわなければならず、「アクア(水)」と若い女性の店員に言った。しかし全く通じず、結局指を指してとってもらった。店員は「アーゴア(水)」ねと話してきた。私が同じように発音すると「ノーノー、アーゴア」よと店員は注意してくれる。そのやり取りを2~3回繰り返し、しまいには店員に「もういいわ」という表情をされ、店員によるスペイン語レッスン終了した。初対面の人にこの対応、ほんとにいいところだなとベネズエラが大好きになった。…翌朝、同じ店員がいたので「アーゴア」と注文すると、にやけながら「はい」と渡してくれた。いつかシウダーボリバルに行く事があったら、またあのスーパーに行ってみたいものだ。

(写真:ホテル前。右の建物がスーパー)

 シウダーボリバルの人々は、皆非常に温かった。ベネズエラのように開発途上で、治安が悪い国の方が、かえって人々は人間味が溢れているように感じたのは不思議だった。テレビや娯楽施設等が少なく、交通手段が少なく非常に不便。しかし、それを補うかのように、人々は周囲の人々と関わることで欲求を満たしている。文明が発達し過ぎると、かえって人間は不幸になるのでないかと考えされられる機会となった。
(写真:シウダーボリバルの街角)