夜中に母の急変を知らせる電話がかかったらどうしようと思っていたが、何事もなく夜が明けた。
病院は電車の駅から少し距離がある。街の中心部にはシェアサイクルのポートがたくさんあることを思い出し、調べてみたら割と近くまで乗って行けそうだったので、アプリをダウンロードして登録した。行く気満々であるが、少なくともあと1日は動きが取れない。
今日中に容体を知らせる電話がなかったらこの病院〇ソだぞと思っていたが、そもそもうつした自分がク〇であることは忘れてはいけない。夕方まで辛抱強く待とうと思っていたら、11時前に担当医から電話がかかってきた。
待ってました!
明快な話し方、人の話もちゃんと聞いて反応がよい。やり取りがしやすいタイプだ。まずは今までの生活状況を知りたいと言われた。
週3のデイ、訪問看護、リハビリ、誰も来ない日は週2日、寝たきりにしないように車椅子で1日過ごす、食事は細かく切った普通食、むせたりしてませんでしたか?嚥下指導受けました、などなど。
昨日は訪看さんにSOSを出す直前までランチを食べていたのだが、救急車でも病院でも嘔吐があり、誤嚥を起こしていた。誤嚥は怖い。今のところは酸素値はそれほど悪くはなく2リットル投与(と言われてもわからんが)、搬送時よりは顔つきも様子も落ち着いているとのこと。ただ母の年齢(超高齢者という言葉を発見)だと、退院後の生活レベルは下がると言われた。
2年ほど前に立て続けに入院した経緯からそれはわかる。あの時は病院からしつこく退院した後どうするか聞かれて、退院時の状況を見ないと判断できないとはっきりした答えは出さなかったのだった。今回の先生は「その時の様子を見ないとわかりませんね」と同意してくれた。ただ先生の言葉には「転院」とあった。長期療養か、老健か。すべてはコロナが治癒したときの母次第。まだ考えるには早い。
私が明日でコロナ5日目だけど、いつ会いに行ったらいいかを聞いたら、私の問題よりも、母が隔離状況なので会えないとのこと。そこで発症日の情報にずれがあることが判明し、隔離解除が10日から9日に修正になった(ばんざい)。病院の面会者は、8日目を目途にしているが、具体的には熱が下がって3日、すっきりして翌々日、ということだった。熱は今日は37.1℃だった。熱と呼ぶには「微妙(先生の言葉)」だそうだが。どのみち9日までは会えないのだが。
血液検査では炎症反応が出ていたが、嘔吐や熱があるのであっても不思議ではないとのこと。抗生剤効いてなかったのね。そして腎機能が下がっていますがと言われたので、一連のカリウム値の増減や、家での緩い制限の話をする。先生よくぞ聞いてくださった。腎機能は加齢によるものでしょう、治らない、とのことだったので、緩いながらも制限をしいていたのは正解だったのだ。
治るかどうかは母の体力次第だそうだ。急変とかしないでほしい。同時にあまり辛い思いもしてほしくない。もう会えないかもと心配していたけど、また会えるよね。来週の火曜日だよ。