Año Nuevo | World journey diary

Año Nuevo

ビーニャに着いたのは、クリスマスイヴだった。
25日は海鮮パーティーをしようと盛り上がったのも束の間、
祝日だから、市場は休みだと知らされた。。。
一気にテンションが下がる。

クリスマス当日は、海鮮が食べれないことを残念に思いながらも、
散歩がてらバルパライソまで。

大きい通りを歩行者天国にして、屋台が出てたり、イベントをやってたり。
サンタの格好をしていたり、ツリーが出てたりするんだけど、
日本と違って、暑いからか、クリスマスの実感が全くなかった。

もっとこじんまりとした街だと思っていたけど、
住宅地が青空美術館になっていたり、意外とおもしろかった。



で、この日の夜から食べ&飲みすぎの日々が始まったw
市場がやってる日には、みんな交代で市場に行き、その日食べたい魚を買ってくる。



何回も買ったのは、やっぱり、みんな大好きサーモン。
もちろん、自分達でさばいて食べる。



その他にも、
あわび、うに、ホタテ、あなご、大アサリ、ムール貝、カニ、イカ、お刺身にできそうな魚。
贅沢な食材も、ビーニャでは、お手頃価格で手に入る。
生で、焼いて、煮て、炊いて、汁物にして…全部無駄にしないで、おいしく食べた。

ヨシさんを筆頭に、料理できる系男子、女子が集まっていたからだろう。
パティシエなのに、専門外の食事を何でもおいしく作ってしまうヨシさんに、
みんな胃袋を捕まれちゃってたw

何をするわけでもなく、みんなで飲んで、話して、食べて、話して…
夕方になると、アメフトやサッカーをした。

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いつも買出しは順番に、大量に。
そんなある日、買出し前にマックでソフトクリームを買おうと。
スペイン語ちゃんと読まなかったら、ひとり2個ずつっていう。

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ノリで生ハム一本買ったりもした。


途中、ここまで一緒だったノリくんが、出て行くチケットを持っていながらも、
滞在の延長をしたこともあった。
楽しい仲間とおいしいゴハン、ビールにワイン。なかなか出れないよね。
結局、ノリくんとは、ウユニで再会することにし、見送った。

その後も、笑いの絶えない日々を過ごした。

夜ゴハンの後は、飲みながら、談笑の時間。

ある日のこと、
「俺はヘアバンドが似合う」と言い張るサラサラヘアーのタクさんw
何度もヘアバンドを付け替える。
似合ってないよ、タクさんw
顔を見なかったら、トレンディ時代の温子さんw



みんなで爆笑してたら、始まりました。「ぢゃ、次!」
そうなるよね~みんな順番にかけた。
なかでも、インパクトありを載せたいと思います。

どこのおっさんやねん!!!



イエス?
ジョン・レノン?



毎日アホなことばかりしてた。

大晦日には、みんなでBBQ。
オーナーの計らいにより、お庭でやっていいと。
お昼過ぎから、みんなで手分けして準備。

BBQが始まってからは、飲んで、食べて、話して、また飲んでw



年末年始ここに決めた理由が、もう一つ。
ビーニャでは、南米最大規模の花火が見れるらしい。

さんざん飲んだ後、歩いて10分ほどの海岸沿いをめざした。
手にはシャンパンボトルを持ってw

花火を見に来た、沢山の人達。
人だかりをかき分け、良いポジションを探した。
ちょうどいいスペースを見つけ、みんな足を投げ出して、海岸沿いに座る。
まだ少し時間がある。

年明けは、みんなでカウントダウンを。
年明けの瞬間とともに、歓声とシャンパンやワインを開けた音が鳴り響く。

花火が上がるのは、1時15分。時間がある。
待ちきれない。期待が高まる。
「その反面、南米最大級って言っても、そんなにでしょ?」という気持ちが。

いざ始まってみると、すごい!!
ここの年末花火は、20キロ(だっけな?)区間に、等間隔に離れた打ち上げ船が出ていて、
全く同じタイミングで、ずれることなく打ち上げられる。

日本の花火大会を思い出した。
クオリティが高い!

そして、日本を思い出し、なんだか胸が熱くなった。
気づけば、うちら、周りのチリ人は叫んでた。
「ビバ!チレ~」 「たまや~」 など、思い立ったことを口にしてた。





「ビバ!チレ!」とか言いながら、チリ人に絡む日本人。
それを優しく受け入れるチリ人。
楽しい時間だった。



ここでの年越しを選んで良かった。
キレイな花火を、あの瞬間を、このメンバーで過ごせたことに感謝します。
今までの年越しで一番だった。


二日の日から、少しづつ、出発し始めた。
ここでの10日間は旅の束の間の休憩だったような気がする。

何回経験しても、やっぱり別れは寂しい。
場所はどこかわからないけど、いつかまた絶対会えると思うから、前に進める。

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みんなのこれからの旅の安全を願いながら、私も自分の旅に戻った。




Photo by Kana , P-chan , Michi

michi☆