Patagoniaのロゴ。 | World journey diary

Patagoniaのロゴ。


氷河トレッキングが終わったし、次の街に移動です。

その出発前夜、ある男の子と知り合い、
これからの自分のルートを話すと、
喰いついて来たw
アウストラル街道という、日本人バックパッカーがあまり行かないルートだからだ。

そのルートに入る前に会えたら、一緒に行こうと話し、エルチャルテンに向かった。

アウトドアブランドのPatagoniaのロゴマークにもなっている、
パタゴニア地方の象徴のようなフィッツロイ。

その山がある街。
宿に荷物を置き、早速トレッキングに出かけた。

天気もいいし、気持ちがいい!
山道を抜け、ときどき立ち止まったりしながら、進んでいく。



空気が澄んでるのが実感できる。
フィッツロイが見える湖で、のんびり時間を過ごした。

最初の予定では、ここで引き返すつもりでいたんだけど、
もっと近くで見たくなり、少し離れたキャンプ場まで歩いてみることにした。

思ってたより、距離があったけど、行って良かった。

帰りのこともあるし、限られた時間では、雲が晴れず、全貌を見ることは出来なかった。

それでも、その姿は美しかった。




山を下り、バスチケットを買いに行くと、目的のロスアンティグオス行きは2日後だという。

イスラエル人ばかりのあの宿で2泊か。。。めんどくさいな。

そんなこと思いながら、宿に帰り、夜を過ごした。

宿を移るのもめんどくさいし、このままでいいかと、朝ゴハンを食べ、
レセプションで、めっちゃ遅いWIFIを拾いはじめた時、扉が開き、声がした。

「みちよさん!さっき、いないって言われたのに。」

何件かのホステルを回り、私を探したらしい。
で、挨拶はそこそこに、

「これからキャンプ行きましょう!!」と。

急になに?
キャンプしないから、昨日一人でトレッキング行ったんだし。

「違うルートで行きましょう!赤いフィッツロイ見たくないですか?」

たしかに、それは見たかったんだ!

う~ん、1番のネックは膝。
カラファテで、アイゼンつけてガツガツ歩いてから、調子が悪かった。
それに加えて、前日の6時間トレッキングで、痛みがあるんだ。

「ロキソニンテープ持ってます。負担がないように、かかとにクッション性の物つけましょう!」

でも、そんな状態でテント、寝袋、マット、食料など担いで、長時間は歩けないよ。

「重いのは全部持ちますから!!」

もう笑えてきたw
何を言っても、行く方向に持って行こうとする。
こんな勢いの子は久しぶりだ!

面白くなりそうな予感がした。
「よし、行こうか!」

気づけば、もうすぐお昼。
早くキャンプ用具を借りて、買い物行って、出発しなければ。

決まってから出発までは、早かったw

そんなこんなで、ノリくんとの旅が始まった。
「アウストラル街道を抜けるまでの相棒だ。」
この時はそう思っていた。



前日とは違うルート、片道だけで5時間はかかる。
前日よりも、かなり険しい道が続く。
そして、この日、このルートを歩く人はほとんどいなかったw

2人分の荷物はかなりの重量。
長時間、ありがとう☆



キャンプ場に着いた時には、雲がかかっていたフィッツロイ。
けど、テントをはり、ゴハンの準備をしていると、どんどん雲が晴れていく。

ゴハンはそっちのけで、とりあえずフィッツロイを見ていた。

雲がかからないフィッツロイを見るのは難しいと言われているのに。

日が落ちた頃には、22時をまわっていた。そこから、一気に気温が下がる。
防寒しっかりしてるのに、寒くて仕方ない。。。

明日の朝、赤いフィッツロイを見に行くことに期待をして、寝袋に入った。

朝4時、アラームと共に、テントに激しくあたる雨の音が聞こえた。

まぢか。。。

とりあえず、少し様子をみながら、寝る。

全然止まない。。。

結局、赤いフィッツロイが見れる時間には止まなかった。
今日の12時のバスに乗らないと、次は3日後。
そこまでは待てない!

後髪を引かれる思いで、フィッツロイをあとにした。



赤い姿を見るために、何日も待つ人もいる。余裕を持ってくるべきだったね。



誘ってくれたおかげで、楽しいキャンプだったよ。

これから始まるアウストラルの旅も楽しくなりそうだと確信した。



michi☆