南米大陸の端っこ。 | World journey diary

南米大陸の端っこ。

アルゼンチンは物価が高い!
もちろん移動費もそう。

ウシュアイアに行くまでに、バスか飛行機か悩んでいた。
バスだと、48時間で24000円ほど。飛行機だと27000円ほど。
どっちにしても、高いのは高い。

どっちにするか決めかねていた時に、LADE航空のことを知った。
空軍が運営している航空会社。

毎日運行してないけど、19000円ほどウシュアイアまで行ける。
けど、直前で飛ばないことになったりする。
途中で3回着陸するから、少し時間がかかる。
小型機だから、席が取れない。そして、かなり揺れる。らしい。

おもしろい!
安い上に、みんな乗ったことないっしょ?
ってことで、ネットで調べて、早速予約をした。
お金24時間以内にオフィスに直接払いにいかなきゃいけない。

早速行ってみると、ネット予約はやってないという。しかし、あと1席だけあるという。
「はぁ~なんで入ってないん?」と思いつつも、その残り1席を購入することにした。

なのに、いきなり、やっぱ無理みたいなことを言い出す。
噂には聞いてたけど、なんなん!?LADE!

ちょっと苛立ち始めた頃、名前を聞いてきた。
で、彼女は裏に行き、何か話して、紙を手に戻ってきた。

そして、「あなた予約してたのね」と。
だから、最初に言ったじゃん!w

まぁ、無事にチケットが手に入ったから、いっか。
問題は、ちゃんと飛行機が飛ぶかどうか。一番大切なところ。

当日、カウンターに行き、チケットを交換した。
ボーディングチケットが、いつもとだいぶ違う。
警備員に見せると、案の定、「ボーディングチケットを見せて」と。
「これがそうだ」と言っても、納得がいってない様子。

LADEさん、大丈夫かしら?
出発も遅れて当然と聞いていた。1時間半の遅れ。
飛ぶだけましか、と乗り込んだ。



着陸の度に、お菓子か食事&飲み物が出される。
CAのおじさん達は、空軍だからか、あんまり愛想がないw
けど、聞いていた以上に、快適な7時間の空の旅だった。

ウシュアイア空港に着いてから、上野山荘への行き方は、いつ子さんに聞いていた。
だから、景色のいい道をのんびり歩いてセントロまで歩いた。

最南端の街まで来たという想い、
なぜか、会ったことのない、いつ子さんのお母さんを思い、胸がいっぱいになった。
日本からこんなにも離れた場所で、
彷徨う旅人を暖かく受け入れ、お母さんに会うために、ここを目指した人も少なくない。



セントロからバスに乗り、宿に着いた頃には、20時を過ぎていた。
でも、まだまだ日は高い。夏のウシュアイアは夜が短い。
日によっては、23時頃まで明るい日もあった。そして、4時前には明るくなり始める。

変な感覚に陥っていた。


近くにフラッグツリーを見にいくと、さすが最南端。
めっちゃ風が強いうえに、めっちゃ寒い!!でも、タンポポがたくさん咲いていた。

宿に着いてから、有名なフラッグツリーは80km離れた国立公園にあると聞かされたw


街を歩いていて、氷河が見たくなり、2時間歩いて、山道を歩いた。
なのに、ほとんど人がいない山道で、しかも、全然たどり着かないこともあり、
途中で引き返してきてしまった。

往復4時間、もしかしたら、あと10分だったかもしれないw
氷河はカラファテで見よう!



朝早くにに行けば、入場無料の国立公園があるというので、行ってみた。
けど、あたし的にはイマイチw
寒い中、無駄に20km歩いたとしか思えなかった。

結局、最果て郵便局だけでよかったんじゃないかな?と。
なぜか、ここのおじさんのグッズが多いことが笑えたw




この辺は、昔、ヤマナ族という民族がたくさん居た。
ちょろっと聞いたことはあったけど、そこまで興味はなかった。
派手なペイントをする裸族。
それくらいしか知らないから。
南米でヤマナ族を知って、ファンになる人は多い。

この時も、出会ったナオミさんの熱意に負け、みんなで博物館に行ってみることにした。
期待して行ったけど、より魅力的な博物館は、実はもう一つあったらしいw



日本から遠く離れた17017km。
ここまで来てしまったよ。

一つ悔いが残るとすれば、もう何年か早くこの地を訪れて、
いつ子さんのお母さん、綾子さんに会いたかったかな。



michi☆