携帯事業、ソフトバンクが過半出資

2018/2/1 2:30 朝刊  

対話アプリのLINEは31日、仮想通貨の取引などを手掛ける金融子会社を設立したと発表した。LINEのアプリ経由で「ビットコイン」などの仮想通貨の売買をできるようにし、スマートフォン(スマホ)のアプリを使った決済サービスとも連動させる。


新設した金融子会社「LINEフィナンシャル」の資本金は50億円。サービスの開始時期は未定だが、すでに金融庁に仮想通貨交換業の登録を申請しており、登録後に仮想通貨の売買のサービスを開始したい考えだ。新会社はローンや保険などの金融商品も販売する。


同日、仮想移動体通信事業者(MVNO)として手掛ける携帯電話事業で、ソフトバンクグループ傘下のソフトバンクと戦略提携するとも発表した。携帯子会社LINEモバイルが実施する第三者割当増資をソフトバンクが引き受ける。増資後の出資比率はソフトバンクが51%、LINEが49%となる。