仮想通貨への関心が高まっていますが、一般の人も今後広く利用するようになるのでしょうか。
ビットコインをはじめとする仮想通貨は世界で700種類を超え、時価総額は140億ドル以上とみられます。
銀行を経由しないで個人から個人に直接送金できるため、すでに決済や海外送金の手段として利用されています。日本国内でもビットコインでの支払いを受け付ける店舗が増加し、仮想通貨の取引所が増えています。利用者保護などを目的とする法律も昨年国会で成立し、近く施行される予定です。
ただ、現状では仮想通貨を購入する理由で最も多いのは値上がりを期待した投資目的とみられています。実際、最も普及しているビットコインの場合、昨年の世界取引高の約9割を、人民元安・資金流出が懸念されている中国が占めています。
決済の検証に時間がかかり、即時性の必要な取引には向かないといった課題もあります。通貨に対する信認が弱い国とは異なり、安定した通貨を持つ日本では、普及しても当面は限定的範囲にとどまるとみられます。日経新聞より