わたしには、いくつか一休みする場所がある。
楠の下、公園、職場内にも休憩室やトイレ、売店もそうだろう。
少し立ち止まっては、また次の場所に進む、または戻る。
こういう場所をステーションと呼ぶ。
わたしのお気に入りのステーションは楠だが、いつも立ち止まるわけではない。
むしろ姿を眺めながら、通り過ぎることの方が多い。
今、わたしはタイムスケジュールぎりぎりで動いている、いわば急行のような状態だから。
休日ダイアで余裕があるときには、大きな幹にみとれて、飽かず眺める。
見上げる空も小さく見えるほど、この樹は大きい。
毎日、散歩に訪れる人も結構いる。
共有のステーション。
ステーションの管理をしてくれている人には、
いつも感謝の気持ちを忘れないようにしたい。
変わらず、ステーションで憩うことができるのは、彼ら彼女らのおかげだ。
ステーションですれ違う人とは、言葉は交わさずとも
空気感を共有することがある。
疲れた顔で立ち寄る人、ひとつ気合を入れて戻っていく人、
帰りの電車が近づいてきて嬉しそうな人。
ここでちょっと立ち止まり、また次の場所へ。
途中のステーションとちょっと趣を異にするのは、
あなたが帰る場所、ホームステーション。
ここを共にする人は、あなたにとって特別な人。
ホームは立ち寄る場所ではなく、帰る場所。
ここでともに過ごす人は、あなたにとってはいてくれて当たり前の人かもしれない。
だからこそ、日々の感謝の気持ちを忘れてはいけない。
きれいに掃除してくれたり、ゴミを出してくれたり、食事を作ってくれたりする。
毎日でなくても、思いつたときでもよいから、
「ありがとう」と伝えたい。