音もなく忍び寄る魔の手 | worldendのブログ

worldendのブログ

インドアでロウな生活


その日、私はお腹の調子がおかしかったのです。

といっても痛いわけでもなく、

緩いわけでもなく、

・・・

ただただオナラが出るのです。

しかもスカし。


「 音もなく、ただ臭いだけ、残りけり 」


風流でもなんでもないですな。


仕事中はそれぞれの仕事机が離れているので、

誰も気づかないようでした。

私一人が、何だこのにおいと思いながら、「あ、へか」

と一人納得していた次第でした。


無事に仕事を終え、帰ろうとしていると・・

わたしの出発が近づいていたこともあり、

「お別れに食事会でもしよう。」と、エチオピア料理屋に連れて行ってくれました。

珍しい料理を美味しく頂き、大満足なのですが・・

やっぱり出るんですよね。

へ。

一つの机を囲んでいるので、臭いがばれるのではないかと冷や冷やしてました。

幸いにも、料理を食べている間は、料理の香でカモフラージュされてました。

問題は、話が弾んだ食後に隠れていました。

「現地にいかにフィットさせていくか・・」

「日本にできることは云々カンヌン・・」

熱い話の隙間に、すーっと入り込んでくるおかしな空気感。

それが、へ。

話し終えて一息ついている先輩がなんか違和感を感じてしまったようです。

「なんかにおいしない?」


「どうでしょうかねー」 などと濁す私。


「うーんなんだろ、このにおい」

・・

まずいなー。ばれたかなー。

・・・

・・・・


「そうだ、おでんの匂いだ!」


( へ 違うと思いますが )


「そうだそうだ、なんかいい匂いだな。」

とか口々に言っています。


違います。それは屁です。

屁の臭いです。


「なんだか日本が懐かしいな」

と言い出す先輩も出てくる始末。

私はというと、笑いを殺すのに精いっぱいでした。

皆様が感傷に浸る中、にやにやが止まりませんでした。

先輩方、誠に申し訳ありません。

・・

結局、言えませんでした。


日本に帰って、時効が過ぎたら、自首します。

あー、でもおかしな話です。

屁で故郷を思い出す話。


「 意外にも すかしてみると 日本が見える (字余り)」