ども

どろろ研究家のWORLD DOROROです

どろろロスが極まってます。

お願いだから再放送してくれや。

スピンオフも期待してまーす。

もともと未完の大作なんだからさ

もうどう展開してもいーじゃん。

スピンオフではもう一人の多宝丸くんの活躍も見たいし。

 

さて、どろろ

みなさんご存知のようにどろろは女の子なんですが

手塚治虫の作品にはこの性別を偽ったキャラクターっていうのがかなり出てきます。

今でこそLGBTと言う概念も生まれ多く受け入れられていますが

当時は差別などもあったのでしょうか、だからこそそこに理解を示しこだわっている、ような気がします。

リボンの騎士もそうですし、ブラックジャックにもそんなキャラクターが登場します。

話の流れ的に女性なのに男性の格好をしていて、かつ魅力的であると

「なあんだ、結局女の子だったんだ」っていう

トラップ。

ストーリー転換にこのトラップのスパイスが加わるのでそこを狙って手塚は好んで描いたんでしょうね。

 

このリバーストラップ、私は大好きで、多宝丸の幼馴染 陸奥もそうであるように

「え?なんだ、女性だったんだ」といういい意味での騙され感が心地よい。

そもそも多宝丸、陸奥、兵庫の3人トリオの中で3人とも男だったらバランスが上手くいかないし、会話も弾まないんじゃないかな。喧嘩ばかりしているような気がする。3人の中で陸奥が年上で女性だってからこそ治った関係性が築かれているし、このトラップがあったからこそ陸奥はすごく魅力的に感じる。実際ファンも多いんでしょうね。

↑ 病に倒れる陸奥。なんか支えてあげたい

 

 

 

 

 

 

そしてどろろ。

 

 

どろろは女の子ですが戦乱の世の中で女の子として生きていくには辛すぎると

あえて男の子として育てられるわけですが、いつしか周りや百鬼丸にバレてしまうわけです。

どろろはのちに出てくるミオとは対照的な、もともとボーイッシュなキャラクターなので

おそらく歳を重ねても中性的なままで行くか、少なくてもミオのような女性にはならないような気がします。

後々のスピンオフ的なはなしの中で百鬼丸と恋仲になる

ような妄想がファンの中で取りざたされていて

これもまた楽しいのですが、新アニを見てる限りでは百鬼丸はまた旅に出てしまって

いつ帰ってくるか分からないし

ずっと待っていると思われるどろろもまたどのように成長して行くか

全く予想のつかない未知の領域で夢があるんだけどね。

そうそうそして醍醐がどうなるかっていうのもあるよね。

ただ、どろろはどんなに成長して綺麗な女子になったとしても

いつまでも自分のことを「おいら」って呼んでいてほしい。

そして百鬼丸のことを「アニキ」と呼んで慕っていて欲しい。です。

この手塚がこだわった女の子なのに男の子として生きるキャラクターはリバーストラップと言ってストーリー上の

スパイス的な役回りで読者を驚かすし、

面白くしていていいんじゃん。私は好きだし性別トリックはいい意味で面白い。

あ、騙されたって感じが、です。

 

↑ 一緒に風呂なんか入ってるばあいじゃねーつーの (笑)

 

 

さて、アニキのことなんだけど。アニキは新アニの描かれ方では、

どうもイノセントすぎて、恋は出来そうな、出来なさそうな。

次回はこの話だな。