No.144
いつもの記事とは趣向を変えて、本日は犬の切手の御紹介です。Harold妻が収集にはまっています。
これは１９７９年に発行された英国の切手です。
左上から時計回りに、ウェストハイランドホワイトテリア、オールドイングリッシュシープドッグ、アイリッシュセッター、ウェルシュ・スプリンガースパニエルです。
田園風景を背景に、英国原産の犬が繊細なタッチで描かれています。とても気に入っている切手のうちのひとつだそうです。
ところで、英国は世界で最初に郵便制度を導入し、世界初の切手を発行した国でもあります。そのため、英国で発行される切手には、ほかの国が発行する切手のように発行国の国名表記がありません。（我が国発行の切手には必ずNIPPONと印字されています。たとえばこれ↓、ビーグル切手です。）
万国郵便連合（UPU）において「１９６６年以降発行の切手には、発行国、地域名をローマ字で表記すること」との世界的ルールがあるのですが、英国は君主のシルエットの印刷で識別しています。本来であればルール違反なのですが、これは切手発祥国の特権なのかもしれません…。
このように、小さな切手でも意外に奥が深いのですね。
また機会を見つけて、世界各地の犬切手も紹介していきたいと思っています。
ダルメシアンもかわいい切手になっています。ルーマニアですね。
さて突然ですが切手の国名表記についてのクイズです。
以下の国名表記はどこの国でしょう？
カッコ内はヒントです。
知っていればあっという間に分かりますが、知らないとなかなかにわかりません・・・当たり前のことですが・・・
１）EIRE （関係ありませんが、ローマ人はヒベルニアと呼んでいました）
２）MAGYAR （ミャンマーではありません。草原の民の西の末裔ですね）
３）HELVETIA （難易度最高ランクです。ググった方へ；オレゴン州ではありません。そのルーツです。難しいかと思ったのですが、写真を見ると答えがばればれです・・・）
４）POLSKA （これは簡単。犬の雰囲気もそんな感じですよね）
５）ＤＤＲ （右側に書いてある犬種がヒント、まんまです）
そのほか分かりにくい国名クイズです。一挙にいきます。
CRNA GORA （これは分からない 発音も分からないです ただし意味は「黒い山」だそうです）
EESTI （言われてみればなんとなく）
SUOMI （どうしてそうなるの・・・漢字表記では芬蘭です。）
ISLAND （どこの島ですか？実は氷だらけでした）
K.S.A. （アメリカＫ衆国の略ではありません。まあアメリカのおかげで体制が保たれていますが）
KIBRIS （言われてみればなんとなく）
LIBAN （カダフィ大佐がいた国ではありません）
LIETUVA （言われてみればなんとなく）
MALAGASY （映画にもなりました。３作目も公開中です）
NIPPON （外国人にしてみれば意味不明）
NOREG （言われてみればなんとなく）
SOLVENSKO （スロベニアだと思った方、違います）
SRBIJA （舌っ足らずな感じで発音してみるとわかります）
UAR （簡単じゃん、アラブ首長国連邦でしょと思った方、罠にはまっています。ちなみにアルゼンチンラグビー協会の略称でもあります・・・）
答えは３週間後の記事にて発表します。
と書こうと思いましたが、隣でHarold妻が「そんなあ」と声をあげましたので、即日掲載します。
正解率、どれくらいでしたか？？
（答え）
１）アイルランド
２）ハンガリー
３）スイス
４）ポーランド
５）東ドイツ
CRNA GORA→ モンテネグロ共和国
EESTI→ エストニア共和国
SUOMI→ フィンランド共和国
ISLAND→ アイスランド共和国
K.S.A.→ サウジアラビア王国
KIBRIS→ キプロス共和国
LIBAN→ レバノン共和国
LIETUVA→ リトアニア共和国
MALAGASY→ マダガスカル共和国
NIPPON→ 日本国
NOREG→ ノルウェー王国
SOLVENSKO→ スロバキア共和国
SRBIJA→ セルビア共和国
UAR→ エジプト・アラブ共和国
うーむ 奥が深いですね 雑学王になれそうな記事でした。