下流老人
日本には下流老人が大量に生まれ続けている。
下流老人とは、造語であり、「生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者」と定義している。
下流老人とは文字通り、普通に暮らすことができない下流の生活を強いられている老人を意味する。
その下流老人は、いまや至るところに存在している。
・スーパーマーケットでは、見切り品の惣菜や食品を中心にしか買えずに、その商品を数点だけ持って、レジに並ぶ老人。
・医療費が払えないため、病気があるにも関わらず、治療できずに自宅で市販薬を飲みながら痛みをごまかして暮らす老人。
・夏場に暑い中、電気代を気にして、室内でエアコンもつけずに熱中症を起こしてしまう人。
・収入が少ないため、食事がインスタントラーメンや卵かけご飯などを繰り返すような著しく粗末であり、3食まともに取れない状態にある人。
現在すでに約600万人が一人暮らしをしており、うち半数近くはこのように生活保護レベルの暮らしをしている。
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年金の受給金額が低い。
働いて得られる賃金が少ない。
家族からの仕送りも期待できない・
収入が低い理由は多岐にわたる。
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そして、深刻なのは、現役で働く世代も将来陥る問題であるということ。
さらに年収400万円程度だと、「老後にもらえる年金額は月20万円を下回る」という。
また、非正規雇用や不安定雇用が拡大し続けているなかで、それ以下の年収であれば、生活保護基準を割り込んだ年金支給額しか受け取ることができない場合も多く想定される。
さらに、忘れてはいけないのは、
年金受給者には課税や保険料徴収がある。実質の手取り金額は、ここからさらに数万円減少する。
高齢期は病気や介護など予期せぬ出費が増える時期でもある。
高齢期は病気や介護など予期せぬ出費が増える時期でもある。
「あなたの老後は下流ですか?」と聞けば、残念ながら多くの人が「YES」と答えざるを得ない時代が間もなくやってくるでしょう。
高齢者の貧困は、とても自己責任などといって本人を責めていられるような悠長な状況ではない。
高齢者の貧困は、とても自己責任などといって本人を責めていられるような悠長な状況ではない。

