実はお客さんがよく足を止めて見る箱の一つがこれ。小さな虫が整然と箱にびっしり詰まっています。「お客さんがきっと興味を持つ。」と妻の意見。ラベルがないと思い込んでいたら何と一つだけに付いているのに入手してから7年たった今更気がついた次第です。この箱は14箱まとめて出品されていたものを落札した中の一つです。ラベルには1945タイプしてありX下旬と手書きで付け加えてあります。また、Hoshi-gun とありますがおそらく鳳至(ふげし)の読み間違えです。(宇出津町(うしつまち)は、石川県鳳至郡に存在した町)管理されいた方が古い針を新しいものに、台紙をセルロイドのものに交換する作業を終え、ラベルを一枚だけ残してあとから付けようと考えていたものの完了せず流出したと考えられます。といっても相当大変な時間のかかる作業だったと思われますので、あるいはすべてを代表して一枚残してあとは同一データとして完了させたのかもしれません。実際他の箱のラベルの無い標本もいくつかこのパターンが見られます。しかし、10月下旬にこれだけ大量に採集できるか疑問が残ります。石川県は林慶氏の療養先だったところでその後板橋区板橋市に住み、そのころの標本も同時に落札した他の箱にたくさん含まれております。