左上角のカミキリはまだ名前がわかりません。おそらくスギカミキリと思われます。

かつてカミキリにはまる人が多かったのは理解できます。今はチョウやカミキリに興味を持つ人が少なくなったのはやはりむかしにくらべて身の回りにいないからでしょうかね。見かけて、「これなんという虫だろう」それがスタートでしょうからね。ただ自然の残った地域でもむかしからあまりに身の回りに多いと無関心だったりもしますし。わたしは、幼少期微妙なバランスでややレアなカブト、クワガタ、コガネに引き付けられました。発端は岐阜に住んでいた時、隣接する山でクワガタがほととんど採れず、カブトも年に1匹程度で決して多くはありませんでした。そしてつい最近までこれらの種類で手一杯でした。実は今でも手一杯です。中学校の同級生たちは理科の先生と当時としては専門的な網を持って自転車でどこかへ遠征し本格的チョウを追いかけていて、近所で棒で落としたり蹴っ飛ばしてクワガタを孤独に拾っていた私は少し劣等感と嫉妬を感じていました。このころはクワガタやカブトはもうほとんどの人が卒業していて中学校になってまで興味を持ち続けていた人はほとんどいませんでした。