未就職者問題 | WorldFlat

未就職者問題

私が合格した年は幸運だった、というしかないのです。
会計士試験に合格したのに就職できない人が今年は数百名います。
どんなに不運でも諦めてはいけないのだろうが、実際その身分に置かれてない以上、感じ方が違いますが、
やはり同じ、あの辛い試験を乗り越えた仲間が、社会から取り残されている現実は悔しい。
もっと世の中で会計が分かる人間が必要だと日々の実務でひしひしと感じます。
経理体制が不十分な会社は多いし、会計の考え方より経理実務先行で学んだ人に、会計の考え方を伝えるのは難しいです。
私の席を未就職者に譲って、私が事業会社に行けば、、、と思うことは何度もありますが、
それでは問題は解決されない。

ただ自分の目線で言えることは、自分が採用官だとしたら度の受験生を採用したいかどうかというのはやはり2つに分かれます。
独学半年会計士で有名な友人の高野さんのイベントに行った時、
いろんな受験生がいたけれど、この人はアンテナ高いな、しかもコミュニケーションうまいな、って人はいました。
でもああいうイベントに来ている時点で、差がついているのかもしれません、行動力という点で。

厳しい現実をここに書けば、
「会計士試験合格=監査法人就職」という価値観は古いものになったのでしょう。
これだけパートナーが組織上部に詰まっていれば、若い人の劇的な登用はあまり望めないのではないでしょうか?

今日は、補習生向けIFRSセミナーに参加しましたが
IASB山田さんが国際的な会計士が求められていると言っていました。

クライアントとIFRSの勉強会をやっていると、コンサルティング会社やシステム会社のIFRS導入広告が目につきます。このことから色んなことを皆さん感じると思うのですが、
僕が感じたのは、
コンサルタントやシステム会社の人も一生懸命IFRSを勉強している。それが一つの稼ぎ頭になるならと。
一方で一定の会計知識を持つ未就職がいる。
もし、未就職者がIFRSを学んだらコンサルタント等よりすぐ頭に入ると思います。

でも、結局は世の中の役に立ってなんぼかなと。
無駄な就職活動する時間があるなら、勉強します、という未就職者の方もいますが、
僕は現実派というか、実際世の中に役に立たなきゃどれだけ勉強しても意味ないんじゃないかと思ってしまいます。学者を目指すなら勉強し続ければいいと思います。

未就職者の間接的なライバルは、今IFRSを学んでいるコンサルタントかも知れません。
働きながら会計基準を学ぶ人、USCPAに近いかも知れません。

10年後のライバルはUSCPA,中国のCPAです。フラット化する世界がやってきます。
3/4islogue磯崎さんの講演ではネットビジネスの話を聞く予定ですが、
「フラット化する世界」という本では、ネットがアメリカの会計士の単純記帳業務をインドにアウトソースし、
アメリカ人はクライアントとのコミュニケーションに特化、単純業務は単価が下がりインド人が行う
という数年前の事例が載せられています。
日本もいつかそういう時代が来ると思います。

この不景気を、
いつか回復するものと捉えるか、
先進国の富が発展途上国へ移動するパラダイムの変革と捉えるかは
人それぞれだと思いますが、
子どもを産まないオヒトリサマが増えている以上、日本経済に成長はないと個人的に思っています。
日本にしかできないことを追求していくことも大事だと思いますが、国民みな豊か、という流れはもう下り坂に来たのではないでしょうか。

私自身、USCPA学習もだらだらしているし、
ハングリーな人たちに負けています。

家族のせい、会社のせい、国家のせい、他人のせいにするのは簡単ですが
結局、自分の人生を決めるのは自分。

思考は自分を決めます。
老いて後ろから追われる立場で生きるか
若くて上を追い越す立場で生きるか
不労所得がない私は挑戦を選びます。