フラット化する世界 | WorldFlat

フラット化する世界

フラット化する世界 [増補改訂版] (上)/トーマス フリードマン
¥2,100
Amazon.co.jp

結構前に出版された本ですが、
漠然と感じていいた不安を豊富な世界中のの具体例で表現しています。

アメリカの会計士の例が出ていますが、
(アメリカというか海外では税理士という職業が日本ほど確立されていないようです)
会計士が所得税の申告業務を行う際に、
必要なデータを顧客から受け取り、夜にインドにその情報を投げて
朝には別表が出来上がってMailで返ってくる、というような話があります。

世界がフラット化すればするほど、高収入を得ている人間は相応の付加価値が求められるわけで
単純な業務はドンドン時給が低い人に振る、アウトソースしていかないと、自分の首が苦しくなるのでしょう。
これまでのように国家や為替が強ければ、ある程度所得が安定する、という時代は過去のものになるのでしょう。

私見では、市場にしろ国家にしろ流動性・自由の方向性に来ている気がします。
自由や平等が確保しやすい半面、不安定になりやすい。
最終的な到着点は、統合、でしょうか。分散の歴史から統合の未来となるか。

話が飛びましたが、内部統制で有名な八田先生が
「私は10年以内に会計士の(国際的な)資格相互承認が現実になると思う。英語圏ではすでに一部で相互承認を行っている。そのときにいまの日本の試験制度の合格者は要件を満たしていないとして(相互承認を)認めてもらえないかもしれない」
http://www.atmarkit.co.jp/news/200912/10/jicpa.html
と仰っています。
会計のスキルは数字だけに海外でも通用しやすいかも知れませんが
逆に海外の人から見ても日本語ができなくても参入障壁は低いですよね。

勝間さんは「安定を求めると、それが返ってリスクとなる」と仰ってました。
私自身、「盲目的に大手監査法人」の世代ですが、
これから目指す皆さんのことを考えると、進路は真剣に考えることをお勧めします。