アフリカ野球の魅力と可能性!2020年のオリンピックと教育的発展を見据えて | 高校生単独世界一周バックパッカー

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現役高校生が学校を休学して、世界一周の旅へ出ちゃいます!
その中での出来事を記すブログ。

どうも!小中で野球をしていた吉野裕斗です。

その割に旅中はもっぱら運動不足で、ウガンダ2日目に参加した日本人会でのサッカー大会でこの旅2度目の肉離れをしました。
でもそのサッカー大会ではまた素敵なご縁に恵まれ、その日の夜は現地起業家の方と食事に行ってきました。

その数日後に別の起業家の方ともお会いしたので、ウガンダでの起業家の方から学んだお話は後日にまとめて紹介させてもらいます。


さてさて、肉離れ翌日。
この日も日本人会のソフトボールがありました。

肉離れしていても参加しますよ!


会場はこの立派な野球グラウンド。

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最初は日本人チームの年齢低いチームVS年齢高いチームでの試合。
なかなかの良い試合となりましたが、年齢低いチームの勝利!

僕も久しぶりにソフトボールができて、気分リフレッシュ!
吉野はファーストを守りました!笑

第2試合目&第3試合目は日本人VSウガンダ少年です。

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ウガンダで日本は野球の普及をしようとしているんですよ。
この子たちがまずはソフトボールを通じて野球に興味を持ってくれたらよいなぁというのもこの会の趣旨。

この子はサードを守るウガンダの少年。

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足にご注目ください。
なんと!?裸足でプレーしています。

サンダルでやってきて、サンダルをベンチに脱いで裸足でプレー。

サンダルよりは裸足の方が動きやすいのでしょう、さすがアフリカ!
でも靴やスパイクがあるのに越したことはありません。

ウガンダ少年チームはさすがの運動神経を見せていました。
セカンドを守る8歳の少年の動きは特にキレキレで、びっくりでした。

ちゃんと野球を習ったら化け物になるであろう人材がたくさんでした。

でも日本人チームは手加減せず、2勝でした!笑


最後に撮った記念写真。

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ウガンダには「野球隊員」という青年海外協力隊(JOCV)の方がいます。
なぜ野球を普及させていこうとしているかというと、日本の野球は「礼儀」「マナー」を重んじており「集団行動」を身に付けるきっかけにもなります。


今からウガンダやアフリカ野球の魅力や、今後の可能性についてお話したいと思います。

真剣にスポーツに打ち込むことや、努力が結果に結びつく過程などを学べることは非常に大きいと思っていますし、実際にそれらは今の自分も野球から学びました。

アフリカにも野球リーグがあるのですが、南アフリカが圧倒的に強いのです。しかし昨年末に開催されたU18アフリカ予選ではウガンダは1-4での好試合を見せました。これは「越えられない壁が壊れる」と関係者を唸らせたそうです。

その勝ち進んだ南アフリカはメキシコやカナダと激戦を演じ、ブラジルを下す党の活躍を見せました。

国に野球グランドはなく、貧しい道具と練習設備でここまで頑張っている同世代がここにいます。バッティングマーシーンなんて見たことない子がほとんどですし、練習時のユニフォームは持っておらず寄付でもらったものを試合用にとってあります。
それでも必死に頑張り、結果を残しつつあるのです。

そして2020年の東京オリンピックで野球・ソフトボールが公式種目になれば、今ここで頑張っているウガンダの少年たちがアフリカ予選で勝ち抜き、日本の土を踏むことがあるかもしれません。

実際、2013年から今年までは独立リーグ「兵庫ブルーサンダース」にウガンダのワフラ・ポール君が派遣されていたりと、今後の日本プロ野球への影響も見せつつあります。

もしこのウガンダからプロ野球選手などが誕生したら、恵まれた環境で切磋琢磨している日本の野球球児への刺激にもなるでしょう。アフリカ人の恵まれた身体能力がマラソンだけでではなく、野球でも生かされる時が来るかもしれません。


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実はこのグランドは日本が支援したものです。
野球のできるグランドはウガンダ国内にここしかありません。

僕は無償の支援は反対です。
かといってアマチュアスポーツはお金を生まないのも事実。

チームや大会ににスポンサーがついたり、道具などに契約企業が付くのが理想ですが、今はそこに至っていません。そもそも穴の開いたグローブで練習しています。

そこで僕は、自分の所属していた「どえりゃあwings」の力をお借りして、名古屋の中高生の使わなくなったグローブやバット、ボールをウガンダに送ることができないか検討してもらっています。


ちなみに今はウガンダ国内のリーグ戦が金銭的理由で行われていませんが、年間15万円あれば実施できるそうです。60万円あればウガンダ人選手を独立リーグに派遣できます(航空券、食費など球団が負担できない分)。

JOCVの人も困っていましたが、どこまで日本が支援すべきなのかは難しいところ。

ただアフリカ野球の発展はアフリカの少年たちの心を熱くさせ、礼儀や集団行動の浸透や、世界や日本の野球界への影響も計り知れない魅力があります。

今まで自分の頭の中になかった野球という国際協力へのアプローチですが、これからウガンダ野球を注目して見守るとともに、自分なりに考えていきたいと思います。