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死刑制度

日本は、死刑制度があって毎年何人かの死刑が執行されています。

私たちはあたりまえのようにあるおもっているこの「死刑」、
実は、先進国と呼ばれている欧米諸国や日本などの中で、
死刑制度がある国は、「日本」と「アメリカ」だけなのを知っていましたか?
ヨーロッパの国々、オーストラリア、カナダ等、ほとんどの先進国では、死刑制度はとっくの昔に廃止されているのです。

アムネスティ インターナショナルという、世界的に有名な人権NGOが毎年発行するレポートで、日本は常に「死刑制度」について批判されています。最近は、死刑制度があるというだけで、人権抑圧国だと批判されます。

死刑制度がいいものか悪いものかは、国々の思想や宗教、文化、政治体制などによって大きく変わり、死刑存廃問題はよく議論されている問題です。

死刑廃止を唱えている人たちの多くは、死刑は人権侵害だという理由からです。

「死刑が生きる権利の侵害であり、残虐で、非人道的かつ品位を傷つける究極の刑罰であると考えるからです」(アムネスティインターナショナルより)

死刑制度廃止を訴えていても、「死刑に反対していることは、どのような意味においても、暴力犯罪の被害者とその親しい人びとに対する同情の気持ちを軽視するものではありません」と続けている。


アムネスティ インターナショナルによると、世界中で(現存するのは200数カ国)、138カ国では既に死刑制度が廃止されています。そして、2007年に死刑を執行した国は、たったの24カ国でした。

死刑制度の世界地図

WORLD TRAVELLER ワールド トラベラー-capital punishment map2


    • : 死刑を廃止した国、あるいは死刑を採用していない国
    • : 特段の事情(戦時など)が無い限り死刑を廃止した国
    • : 少なくとも10年間は死刑を執行していない国
    • : 死刑が法定刑として存在する国


しかし、死刑廃止国の中にも、最近の凶悪犯罪等をうけて、死刑を再開しようと議論を始めた国もあります。

死刑制度はあるが、事実上は死刑廃止国となって、長年死刑を執行していない国もあります。
その国のひとつがお隣の国、韓国です。

韓国で、最後に死刑が執行されたのは1997年12月31日。それから、10年以上、死刑は執行されていません。そして、ちょうど10年後である2007年に事実上の死刑廃止国となりました。
しかし、最近になって、7人の女性を殺害したとされる男が逮捕され、この凶悪犯は国民の怒りをかい、
死刑を再開すべきか議論され始めました。

この再開にアムネスティインターナショナルが懸念を抱いている理由は、
「死刑執行の再開は、人権を守るための全世界的な取り組みに反するものである。国際的な流れは、明らかに死刑廃止に向かっている。」



みなさんは、死刑制度に賛成ですか反対ですか?

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でももし、自分の家族や大切な人が実際に殺されたりしたら、その犯罪者が殺されずにずっと生きているということについて、どう思うのでしょうかね。


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